「プレーヤーズ・ファースト」を実践するための大人の心得
2014年08月30日
コラム失敗の機会を奪ってはいけない
三つ目のポイントは、子どもたちに自由を与えること。例えば、4ゴールゲームをしているときに、シュートしたりゴールに向かおうとしている子どもに向かって「逆サイド、空いているよ!」と答えをすぐに教えてしまうコーチがいます。
こうしたらこうなるよ、とか、ここは、こう、というように、解説をしてしまうケースは少なくありません。そうなると、ゴールに向かっていた子がいかなくなることもあります。その代わり、他の子が逆サイドにパスしたときに「ナイス!」「いいね!」とほめればいいのです。シュートした子が「あ、次は逆サイドも見るようにしよう」と自分で気づいて試みることが、本当の成長になります。
アップ代わりに行う尻尾とりゲームなどもそうです。追いかけている子に「あそこ、残っているよ!」などと教えてはいけません。子どもが自分で気づく→トライしてみる→成功する、もしくは失敗するといった経験の機会を奪わないように。
また、プレミアムスクールでは、プレー以外でも自由度を与えます。スクール初日。「池上コーチのトレーニングには休憩はありません。水分補給は各自自分でやってください。でも、みんなが水を飲みに行ったらどうなる?」と問いかけました。周囲の様子を感じながら、自分の水分補給をするタイミングをうかがう。「自由」には、自分の判断が伴うものだと体感してもらうのです。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- すぐに「痛い」と言い出す息子…。
- 【第37回全日本少年サッカー大会】三重県大会 決勝レポート「最後まであきらめない気持ちで試合終了間際に得点した、大山田サッカースポーツ少年団が優勝!」