親から子どもに伝えたい!! 身長が伸びるメカニズムを知ろう!

2014年09月22日

コラム

小学校の高学年にさしかかると、気になるのが子どもの身長の伸びのこと。チームやクラスの中には、急激に背が伸び始める子も出てくる頃。いつまでも小さな我が子が心配になり、食の細い子どもにガミガミ言ってしまうことも。まずは、背の伸びに関して親がしっかり理解しておくことが大切です。

文●戸塚美奈 写真●編集部
監修●国立成育医療研究センター 横谷進副院長

ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.31』より一部転載


成長期に起こりやすい障害は身長の伸びに影響しない
 
 サッカーをやっているお子さんに多いオスグッド・シュラッター病や、股関節の痛みを訴えるペルテス症、大腿骨頭すべり症など、成長期に起こりやすい障害を心配されることがあるかもしれませんが、これらが身長の伸びを直接阻害することはないでしょう。

 また、「筋トレをすると背が伸びない」と言われることがありますが、それが本当かはよくわかっていません。発達の段階から言えば、筋力が発達するのは高校生以降。中学生までに発達するのは神経なので、それまでは筋トレではなく敏捷性などを主に養う練習をしたほうが楽しいし、効果も高いはず。

 スポーツと身長の問題で心配なのは、激しい運動をしているのに、そのわりにはあまり食べない、筋肉ばかりで脂肪が少ない場合です。性発達が遅れてしまう可能性があるのです。

 女性の場合、ある程度脂肪組織があって、初めて女性ホルモンが分泌されます。男性ホルモン、女性ホルモンなどの性ホルモンは、主に骨の成長と成熟を促していると考えられています。特に女性ホルモンはカルシウムを骨に蓄えさせて、骨を強くする大切な働きもあるので、背の伸びや骨の健康のためにも、思春期のホルモンの働きはとても重要です。

 また、身長の伸びを考えたときに一番問題なのは、低栄養です。

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