【第39回全日本少年サッカー大会】青森県大会 決勝フォトレポート&結果「“雨の決勝”を制したJEF八戸FCが初の全国へ!」

2015年10月26日

大会情報

“雨の決勝”を制したJEF八戸FCが初の全国へ!

決勝3(文・写真●青森ゴール

 雨の中行われた青森県大会決勝戦は、準決勝でむつFCに逆転勝利を収めたJEF HACHINOHE FC(以下、ジェフ八戸)と、昨年度優勝のリベロ津軽SCをPK戦の末破ったFCトゥリオーニ(以下、トゥリオーニ)の対戦となった。

 試合は、互いに探り合う形で静かに始まった。ジェフ八戸はワントップの7番小野暉くんを中心に攻め、前線からプレスをかけてボールを奪ってショートカウンターを仕掛けるが、トゥリオーニの強固なDF陣を前に決定的なチャンスを作れず、ミドルシュートが多くなる。対するトゥリオーニは、右サイドの10番山本真暉くんを中心に、しっかりとした守備からボールを繋ぎ、サイドへ展開。相手サイドを崩してゴールを狙った。しかし、雨の影響でスリッピーなグラウンドではなかなかパスを繋ぐことができず、互いに決定的なチャンスはないまま前半を終える。

 後半開始から雨脚がさらに強まり、両チームを苦しめる。しかし後半5分、トゥリオーニのミスからボールを奪ったジェフ八戸がサイドに展開。14番阿部右京くんが左サイドをえぐり、グラウンダーのクロスをマイナスに送ると、7番小野くんが左足で合わせて先制点を決めた。これで勢いに乗るかに思われたジェフ八戸だったが、全体を押し上げてゴールを奪いにいくトゥリオーニに対し、前線にボールを蹴るだけの単調な攻撃しかできなくなった。対するトゥリオーニは幾度となくゴール前に進出するもののゴールを奪えず、時間だけが過ぎていく。

 ジェフ八戸のカウンターを受け、攻め込まれていたトゥリオーニだったが、後半14分、GK1番高橋伯くんがボールをキャッチし大きなパントキックを前線に送る。それを受けた10番山本くんが、12番小笠原東茉くんとサイドを崩してゴール前に侵入すると、ラストパスを8番久米田泰我くんに。これを久米田くんが冷静に決めて同点に追いついた。ここからの試合は激しさを増し、両者一進一退の攻防が続いた。

 試合は延長戦に入るが、ここでも両者決定的なチャンスを決めきれず、勝負の行方はPK戦に。ジェフ八戸は3人全員決めたが、トゥリオーニは1人外してしまい、1-1(PK3-2)でジェフ八戸が初優勝を飾った。

■ジェフ八戸FC 大島 正監督のコメント
相手はDFが粘り強く、諦めずに走るチームで苦しめられました。先制点を取った所までは良かったですが、追い付かれたということは、まだまだ力不足ですし、メンタルが弱いですね。それでもPK戦で勝てたのは良かったです。PK戦に入る前は、「ここまで来れば勝ちたい気持ちが強い方が勝つ。気持ちで負けるな」と伝えて送り出しました。全国に向けては、前線から狙いをつけて追い込むことを徹底させ、攻守の切り替えを早くし、さぼらずにみんなでボールを奪うということをやっていきたいです。

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