【第39回全日本少年サッカー大会】広島県大会 決勝フォトレポート&大会結果「青崎フットボールクラブU-12が13年ぶり2回目の優勝!」

2015年11月25日

大会情報

青崎フットボールクラブU-12が13年ぶり2回目の優勝!

決勝2
(文・写真●佐々木萌)

 11月22日(日)、広島県東広島市の東広島運動公園にて、『第39回全国少年サッカー大会 広島県大会』の決勝戦が行われ、青崎フットボールクラブU-12(以下、青崎)と、サンフレッチェ広島F.Cジュニア(以下サンフレッチェ)が対戦し、2−1で青崎が13年ぶり2回目の優勝を果たした。

 準決勝の対シーガル広島戦で2得点と、決勝進出に大きく貢献した青崎の8番・風呂迫恵人くんが「サンフレッチェは裏を狙ってくるので、ボールの出どころを防ぐことを意識した。たくさん声を出して集中し、弱気になったところを攻められないよう積極的にいった」と話す通り、青崎は試合開始から積極的にボールを奪いにいく。サンフレッチェは、球際を激しく攻めてくる青崎に対し、なかなかリズムに乗れない時間帯が続いた。

 青崎優勢で試合が進む中、前半9分、ボールを受けた8番・風呂迫くんの放ったシュートが決まり、青崎が先制点を奪う。一方のサンフレッチェは、ゴールまであと一歩のところまで迫るものの、決勝リーグ1失点の青崎の堅い守りを崩すことができない。

 青崎1点リードで迎えた後半、前半の勢いそのままに攻め込む青崎に、サンフレッチェが押し込まれる時間が続く。

 すると後半3分、先制点を決めた8番・風呂迫くんが放ったシュートがゴールに吸い込まれ、青崎がリードを2点に広げる。

 1点が遠く、焦りの見え始めたサンフレッチェは後半12分、11番・石田隼也くんのシュートが決まり、反撃を開始。息を吹き返したかのように青崎のゴールへと襲いかかり、次々とシュートを放つ。しかし、青崎の守りに阻まれ、1点差のまま試合は終了。ホイッスルが鳴るまで続いたサンフレッチェの猛攻撃をしのいだ青崎が、13年ぶりの全国大会の切符を掴み取った。

■青崎フットボールクラブU-12 西岡雅司監督のコメント
今日の結果は、選手である子どもたち、保護者の方、コーチの方全員の力が結集した結果。それがすべてだと思います。子どもたちには常々、一つ一つのプレーをどれだけ大事にするかということ、一つのプレーや一つの判断で、よくも悪くも次の場面が変わると伝えています。一人一人が自分のプレーに責任をもち、子どもたち全員が主役となって全力を出したことが、名の通ったクラブにも勝てた要因の一つだと思います。全国大会を勝ち取ったというよりも、子どもたちが大きく成長できるチャンスをいただいたと思っています。全国という舞台で、子どもたちがピッチ上で自分たちのやりたいことをどう表現してくれるのかが楽しみです。

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