【CLIMB FactoryプレミアリーグU-11チャンピオンシップ2016】決勝レポート
2016年03月14日
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三井千葉SCが『CLIMB FactoryプレミアリーグU-11チャンピオンシップ2016』初代王者に輝く!
(文・写真●編集部)
3月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり『CLIMB FactoryプレミアリーグU-11チャンピオンシップ2016』が開催され、決勝で三井千葉サッカークラブ(以下、三井千葉)と1FC川越水上公園(以下、川越水上公園)が激突。PK戦の末に三井千葉が関東近県の7都県で行われた『プレミアリーグU-11』の初代チャンピオンに輝いた。
2015年4月、神奈川県を皮切りにスタートした『プレミアリーグU-11』は、関東近県の7都県(東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・茨城・新潟)で行われた「地域主導の育成年代サッカーリーグ」。そのチャンピオンシップには、各地域のリーグ戦において、年間を通じてより多くの勝ち点を獲得したチームが参加し、優勝を争った。
そんな長丁場の戦いを決勝まで勝ち進んだ三井千葉(千葉県 年間1位)と川越水上公園(埼玉県 年間2位)の決勝は、両チームの選手たちが持ち味を発揮し、文字通りの熱戦となった。
試合が動いたのは前半10分、川越水上公園が先制する。「得意なプレーは、前を向いてスピードで勝負するプレー」と語る川越水上公園9番・林結人くんがバイタルエリア付近でボールを受けて前を向くことに成功。すると、寄せてきた相手DFを“裏街道”で抜き去り、最後は落ち着いてゴールに流し込んだ。
拮抗した試合の先取点を奪い勢いに乗った川越水上公園は13分、20番・飯田怜良くんがGKからボールを奪い無人のゴールへボール蹴りこむ。これがしっかりとゴールマウスに収まり、前半のうちに2点を奪取することに成功。GKからボールをつなぎ、攻撃を組み立てようとしていた三井千葉のスタイルの一瞬の隙を突いた形だった。
前半終了間際のゴールで2点のリードを奪った状態で後半を迎えた川越水上公園が後半も試合を優位に進めるかに思えたが、後半は試合の流れが一変する。
後半5分、三井千葉7番・レフティーの坂本健くんがペナルティエリア角付近から左足のシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれる。ここまで川越水上公園の守備の中心として存在感を放ってきた4番・小澤晴樹くんのシュートブロックが脚に当たりGKのタイミングがずれる少しばかり不運な形だったが、このゴールで三井千葉の勢いが一気に増す。
この5分後、三井千葉24番・門脇陽太くんからパスを受けた坂本くんが「良いパスが来たのであとは決めるだけでした」と、再び左足でゴールネットを揺らし三井千葉が同点に追いつく。
この同点ゴールの後も、三井千葉は勢いそのままに川越水上公園のゴールに迫るが逆転ゴールを奪うまでは至らず。結局延長戦でも勝負はつかず、勝敗の行方はPK戦にまでもつれ込んだ。PK戦は、三井千葉のキーパーを務めた三島空くんが川越水上公園3人目のキックをセーブ。さらに最後は自らキッカーを務め、シュートを落ち着いて決めて熱戦に幕を閉じた。
■優勝 三井千葉SC 軽込秀樹監督のコメント
いつも点を取られてしまうと弱い部分があったので、前半に2点取られてしまい子どもたちも非常に暗い顔でベンチに戻ってきた。(ハーフタイムには)「強いチームなら取りきれるぞ、ここからが勝負だよ」と伝えました。後半になって子どもたちが試合のなかで表現をした結果が2-2に追いついて、PK戦で勝てたことにつながったと思います。5年生にとっては(年間を通じた)リーグ戦をやるということが初めてで、非常に良い経験になりました。その中で良い時期があったりとか、悪い時期があったりとチームの浮き沈みがあるなかで子どもたちには「ひとつひとつ、目の前にある試合に取り組もう」と伝えてきました。負けた後に切り替えて、次の試合で何ができるかを意識させながらできたので、子どもたちが成長できたリーグ戦になりました。
■準優勝 1FC川越水上公園 粂川幸司監督のコメント
(前半で)2点を先行したのですが、三井千葉さんのディフェンスの選手たちも非常にしっかりしていたし、前線の選手たちの突破力も非常に高かったので、ハーフタイムでは「このまま終わる試合じゃないよ」と選手たちに伝えました。2点追いつかれることも想定はしていたんですが、(同点にされてから)流れを引き戻す力が不足していたかなと思います。(年間を通したリーグ戦は)試合数が確保されているので、トライ&エラーを繰り返しながら、あがった課題をフィードバックして次に生かせるという部分で本当にリーグ戦の利点を感じながら戦えた1年間でした。
<関連リンク>
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