英・アーセナル移籍が噂される浅野拓磨選手、大家族で育ったジュニア時代とは
2016年06月29日
コラム大家族だからこそ磨かれた競争意識
サッカーを本格的に始めたのは、竹永小学校1年のとき。兄2人が入っていた隣の朝上小学校のスポーツ少年団に通うようになった。拓磨少年が入った2001年当時は1学年4~5人と選手数が少なかったものの、そこから徐々に増えていき、指導に携わる清水保博コーチがクラブ化した方がいいと判断。彼が3年に進級すると同時に「ペルナSC」を発足させた。同クラブは平日3回と土日の週5回活動が基本。当時は総勢35人程度だったが、浅野家の子どもはみな揃ってプレーした。
「僕が3年のときには上2人と4番目の弟もいました。上には『勝ちたい』と闘争心が湧いてきて、お兄ちゃんを抜いたときはすごく嬉しかった。弟にも『絶対負けないぞ』という気持ちでやってました。上にも下にも競争意識を持てるという意味で3番目はよかったのかな。負けず嫌いな性格は兄弟の中でも自分と4番目(雄也さん)が際立ってますね」と彼は兄弟間の競争を前向きに捉えている。
その一方で、拓磨少年は非常にバランス感覚があり、面倒見もいい子どもだったという。
「タクは弟思いで、6番目の弟をお風呂に入れてくれたり、家事の手伝いをしたりと、本当に気の利く子どもでした。小さい頃にありがちないたずらをして近所に謝りに行くと、その家の方と仲良くなって帰ってくるくらい社交的で、兄弟の中で一番しっかりしていましたね」と母・都姉子さんは目を細める。本人も「4番目が(ドラえもんの)ジャイアンみたいな性格なんで、仕事で家を開けることの多かったお父さんの代わりによく叱ってました。お母さんもプロになって家を出るときに『タクがおらんかったら、この家どうなるんやろ』と心配してましたね」と笑っていた。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「もも上げクランチ」でキック力を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- 「JFA 第42回全日本U-12サッカー選手権大会」で輝いた8人の選手たち/ジュニサカMIP
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは