進路選択をするうえで重要だった父からの言葉。「道は自分で決めていいから、俺たちは支えるだけだから」【日大藤沢・梶山かえで選手/JFC FUTURO出身】
2016年09月29日
読んで学ぶ/観て学ぶ第93回選手権で全国3位の日大藤沢。今年も県三回戦まで駆け上がった。チームでボランチを託された1年生の梶山かえで。彼の成長を追いかけた。
文・写真●山本浩之
日大藤沢の1年生プレイヤー・梶山かえで選手
梶山かえでのプレーを、日大藤沢サッカー部を指揮する佐藤輝勝監督はこう表現する。
「フィードが得意な選手です。そのうえで運動量とゲームを読める力がある。そこだけしっかりやってくれれば、彼の良さに繋がる。 ワンアクションでボールを両サイドに振ることのできる選手はなかなかいないので、そういうところは、彼に『もっとドンドン出していいぞ!』と言っている部分です。こうした彼の特徴は今後チームの武器にもなるんじゃないかと思います」
日本大学のスクールカラーである桜色のユニフォームで7番を背負う梶山かえで。中盤の底に位置し、少ないタッチ数でボールをさばく。精度の高いキックはサイドチェンジやフィード、フリーキックのときにも威力を発揮する。自身のプレースタイルをこのように述べている。
「自分はボールを持ってからが結構遅いので、ボールを受ける前に周りを見ておいて、ワンタッチでさばいて、自分のリズムを作るようにしています。運動量を活かして、いろんなところに顔を出して相手のボールをカットすることや、中盤でボールを受けてからのサイドチェンジや前につけるボールの精度を大事にしてプレーしています」
梶山が小学生時代を過ごしたのは、神奈川県横浜市のJFC FUTURO(フトゥーロ)だ。2010年にジュニアチームを発足してからわずか4年の『第38回全日本少年サッカー大会』で、強豪ひしめく神奈川県内492チームの代表となった新鋭のクラブチーム。梶山はその1期生にあたる。
「先に弟が入っていたので、ちょくちょく観に行っているうちに、自分もここでやってみたいと思ったんです。気持ちで戦うところがありながらも技術を大切にしているところが良かったんです」
2学年下の弟・はるま(中学2年生)が、2014年の全日本少年サッカー大会で全国ベスト8を経験している。現在は横浜FCのジュニアユースに所属する。兄弟でサッカーの話をすることは少ないというが「(弟は)サッカーで自分が活躍すると自慢してくるので、すごい負けたくないという気持ちになれます!」とライバル心をのぞかせる。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「JFA 第45回全日本U-12サッカー選手権大会」
- 「2022ナショナルトレセンU-14 後期(中日本)」参加メンバー発表!
- 本田圭佑考案の4人制サッカー全国大会「4v4 JAPAN CUP 2024」ファイナルがABEMAにて無料生中継決定!全国から総勢98チームが集結!
- 「ごく普通の選手だった」日本代表のエース大迫勇也が”怪物ストライカー”になるまで
- 子どもがプレーを「自ら決断する」意味。パルメイラスU11監督が語る指導の本質【6・7月特集】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 走るのは速いけど、サッカーでスピードを生かせない…。そんなプレーヤーに見てほしい“スピードスター”のプレー集