テイヘンズFC金沢U-12が星稜JSCとのシーソーゲームを制し、石川県代表の座を獲得/第40回全日本少年サッカー大会 石川県大会
2016年11月09日
大会情報テイヘンズFC金沢U-12が星稜JSCとのシーソーゲームを制す
(文・写真●山本浩之)
11月6日(日)、白山市の松任総合運動公園陸上競技場にて「第40回全日本少年サッカー大会 石川県大会」の決勝があり、テイヘンズFC金沢U-12(以下、テイヘンズ)が星稜ジュニアサッカークラブ(以下、星稜)を3-2で破り、3年ぶり3回目となる全国大会出場を決めた。
前半の開始早々に先制されたテイヘンズだったが、0-1のままで迎えた後半になって、右サイドからボールを持ち込んだ9番・本野貴大くんが「キーパーとディフェンスが前に出ていたので、その間を狙いました」とインサイドの落ち着いたシュートでゴールを決めた。
同点に追いついて勢いに乗りたいテイヘンズ。ここから一気に攻撃を仕かけるが、フィニッシュまで持って行くことができずにいると、後半10分を経過した頃のこと、またしても星稜にリードを許してしまう。
テイヘンズにとっては、流れを掴みかけていただけに手痛い失点となったが、ここにきて頼れるキャプテンのミドルシュートが炸裂する。4番・宮村心くんの放ったシュートは、ポストにあたると、そのままゴールマウスの中へ。宮村くんは「フリーだったし、届く距離だったのでシュートを打ちました。狙ったのはゴールの左上です」と冷静に振り返ってくれた。
後半残り5分のところで、またもや追いついたテイヘンズ。このキャプテンの同点ゴールに9番・本野くんが触発される。「キャプテンが決めてくれたので、自分も、絶対にもう1点決めようと思いました」と、わずかな時間のなかで狙ったシュートは、ふたたびゴールネットを揺らして3-2。テイヘンズが、土壇場になって、はじめて勝ち越しに成功すると、やがてタイムアップを告げる長い笛が吹かれた。
優勝を決めたテイヘンズの滝谷直人監督は「決勝は、前半に先制されて、後半に追いついても、すぐに追加点を決められてしまいました。後半は風下から攻めていたので、ミドルを打とうということを話していたので、(宮村くんのゴールが)入ってよかった。相手チームのディフェンスラインは、前半から後半の5分くらいまでは高い位置をとっていましたが、後半は引いていたのでミドルも打ちやすくなったのではないでしょうか」と決勝戦を振り返ってくれた。
また、滝谷監督は全国大会に向けてこんな話もしてくれた。
「子どもたちには、足下の技術をいかしながら、パスもできるような選手になってもらいたいと考えて指導しています。全国大会だからといって特別なことはありません。自分たちのサッカースタイルを貫くだけです。今日やったサッカーの精度をあげること、それから、もう少しピッチをワイドに使ったり、ポゼッションしたりすることができればと思います」
■テイヘンズFC金沢U-12 キャプテン・ 宮村心くんのコメント
リードされていたときは、多少やばいとも思ったけれど、最後まで下を向かずに頑張りました。僕が、このチームでキャプテンをやることになったのは、監督が、ある試合のときに「みんなでキャプテンを決めて!」って言ったんです。だから、チームのみんなで多数決で決めました(笑)。選ばれたときはびっくりしました。今、チームをまとめられていると思います。練習からしっかりと声を出しながら取り組んで、全国大会で勝てるチームにしたいです。
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