「信じられない」初優勝!! 滋賀県代表は亀山サッカースポーツ少年団に決定/第40回全日本少年サッカー大会 滋賀県大会

2016年11月29日

大会情報

滋賀県代表は亀山サッカースポーツ少年団に決定

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(文・写真●雨堤俊祐)

 11月26日、野洲川歴史公園サッカー場・ビッグレイクで「第40回全日本少年サッカー大会 滋賀県大会」の決勝戦が行われた。午前中の準決勝を勝ち上がったのは青山ジュニアフットボールクラブ(以下、青山)と亀山サッカースポーツ少年団(以下、亀山)だ。

序盤、青山は右サイドから攻撃を展開。対する亀山はパスをつなぎながら敵陣のスペースを狙っていく。一進一退の攻防が繰り広げられる中、亀山は準決勝で2ゴールの活躍を見せている8番・寺川広人くんが攻撃の起点となって、次第にペースを引き寄せていった。

 そして11分、亀山に先制点が生まれる。9番・田中拓海くんがドリブルでペナルティーエリア付近まで持ち込むと、そこからのパスを「とにかく、突っ込んでいこうと思った」と後方から攻め上がってきた17番・岩崎将虎くんが豪快に蹴り込んでネットを揺らした。その後も、攻勢を緩めることなく試合を進めた亀山が1点リードで前半を折り返す。

後半も試合展開は変わらない。ハーフタイムに西澤武彦監督から「夏にたくさん走ってきたよね。このまま終わるんじゃなくて、もう一点取りにいこう!」というメッセージを受けた選手たちは、その言葉どおり攻撃を仕掛けていく。

 そして後半開始直後の22分、田中くんが相手の最終ラインを抜け出して、GKとの1対1も制して追加点をあげた。2点をリードされた青山もキャプテンの10番・赤塚拓人くんを中心に、なんとか反撃に出ようと試みる。後半途中からはDFの7番・須田瑞生くんも積極的に敵陣へ攻めあがるようになるが、なかなかシュートまで持ち込めない。

 亀山は18番・松野礼貴くんが1対1の守備で強さを発揮。19番・水本龍希くんとともに相手の攻撃を封じこめた。そして前に出てくる相手の裏を突いてカウンター攻撃を繰り出していく。オフサイドや青山のGKの14番・大井悠生くんの好守に阻まれて3点目こそ奪えなかったが、最後まで主導権を握って試合終了。2-0で勝利した亀山が嬉しい初優勝を飾った。

 西澤監督は「真面目でサボらないチーム。苦しいときもコツコツやる選手が多い。今日は守備でも集中力がありました」と喜びの声をあげた。決勝トーナメントで通算7ゴールをあげてチーム最多得点者となった寺川くんも「運動量と1対1で負けなかった」とチームの特徴を話している。その強みを、初挑戦となる全国大会でも存分に発揮したい。

■亀山サッカースポーツ少年団 FW 9番・田中拓海くんのコメント
信じられない。でも、みんなで気持ちを一つにしてがんばれたから優勝できました。夏の遠征や合宿はすごく大変だったけれど、それがあったから優勝できたと思います。個人的には、準決勝が終わってもゴールが無かったので、決勝は『絶対に決めてやる!』と思っていました。このチームは一丸となって、みんなで最後まで諦めずにやれることが特徴です。全国大会でも全員が一つになって戦う“亀山魂”を見せつけてがんばります。

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