多彩な攻撃パターンを持つレノファ山口、2年連続で山口県大会を制覇!!/第40回全日本少年サッカー大会 山口県大会

2016年11月29日

大会情報

レノファ山口FCU-12が2年連続で山口県大会を制覇

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(文・写真●上田真之介)

 11月27日(日)、「第40回全日本少年サッカー大会山口県大会」の準決勝と決勝が防府市スポーツセンター陸上競技場で行われ、レノファ山口FC U-12が2年連続で同県の頂点に立った。

 山口県大会の最終日は例年通り午前中に準決勝を行い、勝者が午後2時からの決勝戦に臨む。準決勝で山の田サッカースポーツ少年団と対戦したSSS FC(以下、SSS)は攻撃と守備のバランスの取れたチーム編成。中盤の要となっている米田百佳さんとペナルティエリア内でアイデアを多彩に繰り出した翁林雄大くんのシュートが決まり、2-1で決勝に進んだ。一方、レノファ山口FC U-12(以下、レノファ)は大嶺サッカースポーツ少年団と対戦。持ち前のポゼッションサッカーに加えて、セットプレーからも効果的に得点を重ね、3-0で勝利した。

 迎えた決勝戦は開始早々にゲームが動く。レノファが左からのCKのチャンスを獲得すると、竹下琉世くんなどが構えるゴール前に供給。一度はクリアされるがセカンドボールを収めた鍛本圭吾くんのシュートが決まり、レノファが幸先良く先制する。

 全国大会への連続出場を目指すレノファは細かなパスワークだけでなく、村井天くんや末永透瑛くんのドリブル突破や、行友翔哉くんの素早い縦パスなど複数の攻撃パターンを繰り出す。朝から降っていた雨でピッチコンディションが悪く、ショートパスだけに頼れなかったことがドリブルや縦パスを用いた一因だが、練習の成果がうまく現れて主導権を握ることに成功した。

 追いかける展開になったSSSは守備に時間を取られてしまい、なかなかボールを自陣から出すことができない。それでも前半15分過ぎからは相手のパスミスを突いて攻撃に転じる機会が増加。後半の立ち上がりには櫻井寛太朗くんがカウンターでゴール近くまで持ち込むなどチャンスを作りかける。しかしレノファのブロックを打ち崩せず、40分を通してシュートをなかなか打つことができなかった。SSSが攻めあぐねている間にレノファは勢いを取り戻し、高い位置からのプレッシャーでボールを奪うと素早く攻撃に転換。追加点こそなかったがレノファが優位にゲームを進め、1-0で勝利した。

 山本良太監督(レノファ)は「ボールはしっかり繋げる状況だったので、(今日の試合も)繋ぐところから始めた。このチームはポゼッションが得意なので、いいところは消さないようにと意識した」と、この日の試合を振り返り、全国大会に向けては「一戦一戦戦う。できればグループリーグを突破したいが、まずは1勝を挙げたい」と展望。自らの決勝点で県代表の座を掴み取った鍛本圭吾くんは「去年も全国大会を出たが、その記録よりもいい記録を残したい」と意気込みを語った。前年の全国大会では1次ラウンドで涙を飲んだだけに、チームは雪辱を誓い1ヵ月後の大会に備える。

■レノファ山口U-12 キャプテン・鍛本圭吾くんのコメント
自分が決勝ゴールを決めたときは、自分が決めるとは思っていなかったのでびっくりしました。ゴールの時はCKのチャンスでした。CKの時に上がっていくことはいつもやっていたので、そこでのこぼれ球を決めることができた良かったです。今日は雨で滑るので縦に早く入れて、足の速い選手を生かしていき、シュートやこぼれ球は狙っていました。全国大会ではまた1点取りたいです。去年も全国大会を出ましたが、その記録よりもいい記録を残したいです。

■レノファ山口U-12 村井天くんのコメント
あまり自分たちのペースに持ち込むことができなかったので、難しい試合になりました。(ピッチが悪かったので)自分がドリブルすることを多くして、自分たちのプレーに影響がないようにと考えていました。全国大会では自分たちの持ち味のポゼッションで相手を崩して、どんどん前に行って点を決めたいです。やはり優勝を目指して戦いたいと思います。取られる回数を減らして、すぐ自分たちのペースに持って行きたいと思います。

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