なぜ食事は大切なのか? 子どもの『食』をサポートするために大人ができる簡単なこと

2017年01月17日

コラム

野菜嫌いの子どもの心を動かす方法

BERLIN, GERMANY - JANUARY 21:  Fresh vegetables, including tomatoes and bell peppers, lie on display at the Netherlands hall at the 2011 Gruene Woche agricultural trade fair at Messe Berlin on January 21, 2011 in Berlin, Germany. The trade fair comes on the heels of a dioxon scandal in Germany that led to the recent quarantine of approximately 6,000 farms.  (Photo by Sean Gallup/Getty Images)

 成長期の子どもの中には野菜が嫌い、少ししか食べられない、という子どもも多く、そのことを悩んでいる保護者もたくさんおられます。

 私は小学校で食育講演を実施していますが、講演を聞いた子どもたちから、「野菜をもっと食べようと思いました」、「嫌いな野菜も食べてみようと思います」という感想をいただきます。
 
 なぜ野菜嫌いの子どもが野菜を食べてみよう、という気持ちになったのか。そこには野菜の説明をするときのポイントがあります。

 それは「野菜にはこんなにカラダによい働きがありますよ」という説明をしてから、「それを食べるとこんなにいいことがありますよ」と野菜を食べることが自分にとってメリットがあることを伝えます。

 そして最後に「そうすると疲れがとれますよ! 早く走れますよ! 勉強に集中できますよ!」と野菜を食べることが自分の目的達成につながることを説明します。

 ただ単に「野菜を食べましょう」、「栄養がありますよ」という説明だけでは子どもの心は動きません。家庭でも子どもが目標としていることと野菜を食べることをつなげて説明をしてあげるといいですよ。

食育のポイント

・子どものために大人が取り組める簡単なこととは?

身体づくりにいい食品を買って家に置いておく。それだけで、子どもが成長したときに身体づくりに必用な食べ物を選ぶことにつながってくる。

・野菜嫌いの子どもの心を動かす方法は?

「野菜にはこんなにカラダによい働きがありますよ」という説明をしてから、「それを食べるとこんなにいいことがありますよ」と野菜を食べることが自分にとってメリットがあり、自分の目的達成につながることを説明する。

プロフィール


監修:
森 裕子
岐阜県多治見市出身、在住。旧姓、間宮。名古屋女子大学家政学部管理 栄養士専攻卒業後、管理栄養士を取得。現在、名古屋グランパスの栄養 アドバイザーとして食育講演を中心に活動中。著書・監修本に『名古屋グランパス 勝利の食堂』、『ジュニアサッカーお弁当バイブル』、『身長をぐんぐん伸ばすための本』(株式会社カンゼン)の他、『勝てる子どもの げんきごはん』(主婦の友社)などがある。


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【商品名】小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル 新装版
【発行】株式会社カンゼン
【監修】森裕子(名古屋グランパス栄養アドバイザー)
A5判/192ページ
2017年1月17日発売予定
⇒日本代表・吉田麻也選手推薦!!
「世界で戦える選手になるためには食事はトレーニングと同じくらい大切」


 

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