リカバリーもトレーニングのうち! 疲労回復に効果的な入浴法と睡眠の関係を知ろう

2017年03月28日

コラム

お風呂に入ってから眠るまで“1時間半”あける

suimin

――ではお風呂に入ってから、布団に入るまで理想的な時間はありますか?

 まず把握してほしいのは、良い眠りにつけば“成長ホルモン”が分泌されるということです。成長ホルモンには、骨をつくる働きや食事で得た栄養を吸収する役割があります。その成長ホルモンをより多く出すためには質の良い深い眠りが大切になってくる。成長ホルモンというのは、“早い段階での深い眠り”のときにたくさん分泌されると言われています。つまり、いかに最初の3時間程度(睡眠してから)で深い眠りにつくかが疲労回復のカギとなってくるのです。

 そのためにはお風呂に入ってから寝るまで1時間半ぐらいは空けたいた方が良いでしょう。先ほども述べたように、お風呂に入ると体温が上がります。その上がった体温を下げるために、1時間半くらいは空けた方がいいということです。眠気は、体温が下がってくる時にやってきますから。

 人間にはサーカディアンリズム(※一般的には体内時計のこと)があり、24時間の中で夜に体温が下がります。夜、体温が下がってきている時にお風呂に入ると体温は上がります。しかし、お風呂に入ると血管が拡張するので、お風呂から出ると熱放散(※体の外に熱を逃がす働き)が進み、スムーズに体温が下がります。

 体温が下がるのに時間がかかるのは、それだけ血液が循環をしていて、体中に酸素や栄養を運んでいるということなんです。その体温の変化率が大きいほど、より良い眠りにつながります。

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