「目の前の相手はぶち抜く」。U-20日本代表・堂安律選手は世界にインパクトを残せるか
2017年05月02日
インタビュー
【現在、所属のクラブのガンバ大阪で公式戦3戦連続ゴール中の堂安律選手(写真●Getty Images)】
「サッカー選手って結局、お尻」
――大会MVPに輝いただけでなく、アジア年間最優秀ユース選手賞にも輝いたことで周囲の見る目も変わったと思いますが、注目され続けることでご自身の取り組みや意識も変わりましたか?
「変わったと思います。記事にも出ますし、代表に行くたびにそういう目で見られる。でも、そういうのは嫌いじゃないし、そうやって注目されるほうがやってやろうと思えるので、いい意味でメンタル面の変化につながったと思います」
――AFC U-19選手権ではそれまでに積み重ねていたJ3での実戦経験が生きたと思います。ただ昨年のAFC U-19選手権以降は、なかなかトップチームで試合に絡めていませんが、ご自身が意識していることや取り組んでいることを教えてください。
「スピードには慣れているというか、今年のJリーグでもACLに出ても自分が遅いとは感じないし、そんなすぐに変わるはずもないとは思っていますけど、徐々にスピード感は自分のイメージになってきていますね。手応えもありますし、この前の新潟戦(J1リーグ第5節:4月1日)なんかでも、どちらに転ぶか分からないボールを相手よりも先に触れている。それだけで全然違いますからね」
――ちなみに杉本さんに指導を受けた際には堂安選手の走り方にかなり厳しいダメ出しが出たと聞きましたが。
「サッカー選手って結局、お尻らしいんですね。僕も一見するとお尻が大きく見えると思うんですけど、そうではなくて、下に下がっているお尻らしいんですよ。外国人選手って、アザールなんかもそうですが、キュッと上がっているようなお尻で、それが走る時に一番いいんですよ。そうなるためのトレーニングはしましたし、今もしています。ただ試合中は意識出来ないので、試合中は普段通りでいいとは言われていますが、練習前にジムで体を動かす時には、そのお尻のトレーニングをして、ストレッチの合間にも意識しながら走ったり歩いたりしています。使ったことのない筋肉を使わされたので、学んだことは多かったですね」
――ドリブルの際の一瞬のスピードというかキレが明らかに上がった印象が今季はあります。ご自身ではいつ頃から「杉本効果」を実感し始めましたか。
「ACLの試合に出たときですかね。ウイングバックで出場したんですけど、(倉田)秋君とワンツーとかした時に相手をあまり速く感じなかったし、抜き切れそうな気配もありました。その辺から変わって来たかなという手応えはありました」
【「キュッと上がったお尻」代表的な例として、堂安選手はチェルシーのエデン・アザールをあげた(写真●Getty Images)】
(続きは、フットボール批評issue16でご覧ください)
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【発行】株式会社カンゼン
B5判/160ページ
2017年5月6日発売
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