バルサ、DFラインからのビルドアップ、ウイングへの展開からのサイド攻撃を入念にトレーニング。ジュニアサッカーワールドチャレンジ今日開幕
2017年08月24日
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017
【来日して間もないなか、戦術を入念にチェックしていたバルセロナ】
DFから中盤を通すことでサイドにスペースを作る
『6対6+フリーマン3人』は、味方にフリーの状況を作ることがテーマのようだった。そのために3人のフリーマンを活用したり、両脇にいる近くの味方を飛ばしたパスを狙うことを意識しながらプレーしていた。そうすれば、守備はボール保持者やボールサイドに集中するため、フリーマンを使えば逆サイドが空くし、両脇にいる近くの味方を飛ばせば、その先にいる選手にはマークが付いていない。どちらも次のプレーに絡む選手たちが優位な状況に立っているのは間違いない。
6+6+フリーマン3人
■設定
グリッドなし/ゴールなし
■ルール
ボールを奪ったら、即攻守交代。奪った側は外にポジションを移動し、攻撃側としてパス回し。奪われた側は外にパスを出される前に奪い返す。
それを踏まえ、『8対8+フリーマン4人』はウイングにフリーな状態でパスをつなぐことがテーマのようだった。その過程では当然DFラインから中盤を経由してオーソドックスにビルドアップするのだが、CBは必ずボランチ、もしくはボールを受けるためにポジションを下げてきたインサイドハーフにパスを送ることを意識付けされている。
8+8+フリーマン4人
■設定
フルコート&ゴールあり
■ルール
ウイングにボールが回るまではコーン内でプレー。
そうすると必然的に敵のプレスがそこに集中する。そこでボールを受けたボランチもしくはインサイドハーフが両サイドバックやボランチにダイレクトでボールを落とし、逆サイドでフリーになっているウイングにロングパスを出すのだ。すると、ウイングは積極的にサイド攻撃を仕掛けることができる。
どちらのトレーニングも基本的には中盤の選手とパス交換をしながら敵を中央に密集させ、なるべく早い展開で逆サイドのウイングにボールを渡す狙いを持っていた。
すべてのトレーニング終了後、テストマッチとして『カンテラ×葛飾校』『カンテラ×福岡校』『葛飾×福岡校』が開催されたが、カンテラの選手たちはトレーニングで学んだことに継続してトライし、多くのゴールを重ねた。
11人制に移行してまだ1週間とはいえ、FCバルセロナU-12は世界的名門の育成組織。開幕戦からどんな試合内容を見せてくれるのか本当に楽しみだ。
文・写真●ジュニサカ編集部
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