サガン鳥栖が日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会初優勝!! 九州勢としても初の快挙
2017年08月24日
ジュニアサッカーニュースサガン鳥栖が白熱の一戦を制し、クラ選U-15初優勝!!
『第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会』は、24日に帯広の森陸上競技場で決勝戦が行われた。
昨年度の3冠王者で今季のプレミアカップ覇者の清水エスパルスジュニアユースを撃破した柏レイソルU-15と、破竹の勢いのまま初優勝を目指すサガン鳥栖U-15。波に乗る両者の一戦は白熱した好ゲームとなるが、勝負を制したのは攻撃力で一枚上手の鳥栖だった。
鳥栖の躍進を支えるアタッカー陣がこの決勝戦でも勇戦。左利きで180cmの大型FW・田中禅選手(3年)と中村尚輝選手(2年)の2トップ、右MFの佐藤聡史選手(3年)、左MF相良竜之介選手(3年)が担う両翼のコンビネーションで敵陣に攻め込んだ。ここにパスの散らし役を担うボランチの西村洸大選手(3年)も加わり、厚みのある攻めで柏を凌駕していく。すると29分、「ボールを受けた瞬間に入りそうな感じがあった」という佐藤選手がゴール正面から左足を一閃。綺麗な弧を描いたボールはネットに突き刺さり、鳥栖が先行して前半を終えた。
迎えた後半。「全てが半歩遅く、疲労とか緊張とかもあったと思うのですが、そこで乗り切れていないところがあった。なので、この瞬間は一瞬しかない。このままだと終わってしまうぞ。ギアを上げていこうと伝えた」(飯塚浩一郎監督)という柏は前半とは打って変わってアグレッシブな戦いを見せる。前半5分には主将の前田大地選手(3年)をCBから右サイドバックに配置転換。「スピードもあって縦に抜けられるので、活性化を狙って彼をそこに配置しました」という指揮官の狙いもハマり、試合の流れを引き戻すことに成功した。
ただ、鳥栖の牙城はそう簡単には崩れない。15分過ぎには相手の圧力に対抗するべく3バックに移行し、1点を守り切る布陣で守備陣が奮戦を続けた。この頑張りに応えたい攻撃陣は27分。中村選手と田中選手でゴール前をこじ開けると、左サイドを駆け上がったU-15日本代表のDF中野伸哉選手(2年)が角度のない所から追加点を奪った。これで勝負を決めた鳥栖は直後の30分に柏・新保海鈴選手(3年)に1点を返されるが、主将のCB末次晃也選手(3年)を中心に守り切って勝利。快進撃を続けた鳥栖が嬉しい初優勝を果たし、九州勢としては初となる夏の日本一に輝いた。
(文・写真●松尾祐希)
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