状況判断力アップの秘訣は? ミッドフィルダーの選手が絶対におさえておきたい“3つの能力”

2017年12月19日

コラム
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KAWASAKI, JAPAN - DECEMBER 02:  Kengo Nakamura of Kawasaki Frontale in action during the J.League J1 match between Kawasaki Frontale and Omiya Ardija at Todoroki Stadium on December 2, 2017 in Kawasaki, Kanagawa, Japan.  (Photo by Koji Watanabe - JL/Getty Images for DAZN)

MFに必要な能力は「見る力」

 答えは「見る」ことです。中村憲剛選手は小学生のときに体が小さかったそうです。相手に体を寄せられたり当たられたりすると不利なので、敵と味方がどこにいるかよく見るようにしていたそうです。

 遠藤選手と同じく、見る作業を続けているうちに、やはり全体がよく見えるようになったといいます。見て、考えてプレーすることを続けているうちに、見える範囲も広くなり、自然とアイデアも多くなります。そして見ることと考えることがつながるようになるわけです。見ることで勝手に考えが浮かぶようになるのです。

 慣れることで速く考える、あるいは考えているという意識なく判断ができるようになる。そのためには「見る」という情報を取りこむ作業を一定量こなす必要があります。見ることが習慣化され、より広く、よりさまざまな情報を取りこむうちに、「考える」作業も速く正確にできるようになってきて、「見る=考える」に近づいていくのですね。

 日常生活から周囲を見るようにしていたという遠藤選手が、ある期間をすぎて急によく見えるようになったというのは、情報を取りこむ作業が一定量を超えたからではないかと思います。

 また、この段階になると見ないでも周囲の状況がわかるようになります。見ないでも、だいたいこんな感じだろうと予想がつくようになってくるのですね。そうしたタイミングがいつなのかは人によってちがうかもしれませんが、第一はとにかく見ることです。

 周囲を見て、より良くプレーしようとする。失敗も数多くしますが、そのときは後でなぜ失敗したのかを考えます。それをくり返すうちに、よく見えるようになりますし、良い判断もできるようになっていくはずです。

 見えるものはさまざまです。敵と味方がどこにいるか、何をしようとしているか。どちらの方向へ動いているか……小さな動きから全体のポジショニングまで、見るべきものはたくさんあります。

 中には役に立たないものもあるかもしれませんが、とにかく多くの情報を採り入れるようにしたほうがいいと思います。多くの情報を採り入れることで、自然と判断力も上がってくるからです。

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