卒業を控えた6年生の集大成!! MUFGカップは府中新町FCが優勝 /決勝レポート
2018年02月19日
卒業記念サッカー大会 第11回MUFGカップ
取材・写真・文●山本浩之
府中新町が後半に3得点!!
2月18日(日)、「第11回卒業記念サッカー大会MUFGカップ 東京大会」の決勝トーナメントがヴェルディグラウンドにて開催された。この大会は、小学校を3月に卒業する6年生を中心としたチームによって競われ、前日の予選ラウンドでは24チームが参加してリーグ戦が行われた。決勝トーナメントには、その結果を受けて8チームが進出。決勝戦まで駒を進めたのは、府中新町FC(以下、府中新町)とプログレッソTCF稲城ジュニア(以下、プログレッソ)だった。
決勝は午後2時30分にキックオフ。試合は立ち上がりから、府中新町がシンプルにボールを回して、ミドルレンジからのシュート、あるいはサイドから低い弾道のクロスをゴール前に蹴りこんでいくなど試合を優位に進めていくが、プログレッソの守りを崩しきることができず前半はスコアレスのままで終えた。
しかし、後半3分になって府中新町が均衡を破った。これまでに何度となくゴール前に攻め込んでいた3番・栗原大くんのシュートが決まる。
「先制点のシーンはあんまり覚えていないんです」と栗原くん。ゴールが決まらずに少しイライラするときもあったというが、それでもこの一点が入ったことで、府中新町は勢いに乗ることができたのだろう。6分には右コーナーキックからのボールを5番・明石陸くんが頭で合わせ2点目をあげると、9分になって9番・中村健太くんからの折り返しのボールを26番・菅井友喜くんが押し込み3-0とした。
プログレッソも点差が開いたとはいえ、反撃を試み、最後まであきらめない気持ちをみせたが、スコアが動くことはなく、このままタイムアップ。府中新町が優勝を飾った。
試合後、府中新町のキャプテン・栗原大くんは「このチームは、1年生から入った子もいれば、6年生になってから入った子もいます。他の市から来ている子もいます。だから、小学校もバラバラです。でも、明るい楽しいチームでした。卒業するまでに、まだチームでの活動は残っていますので、それぞれが足りなかった技術を磨いて、最後までしっかりやり切って、他の大会でも良い成績を残したいです」とコメントしてくれた。
ジュニアサッカーを一緒に楽しんだ仲間たちとも中学では違うチームになってしまうと栗原くんは言う。けれども、そんなチームメイトとの、別れの寂しさも、たくさんの思い出とともに胸の中へとしまった。「僕は小学生のときには全国大会に出ることができなかったので、中学では全国大会の出場を目指したいです!」と、やがて始まるジュニアユースの舞台へと思いを巡らせていたのだった。
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