GKの最適なポジションはどう決まるのか? 重要な”4つのスピード”とは
2018年07月27日
コラムGKはゴールを守る最後の砦。セーブ一つで試合の結果が大きく左右します。シュートをストップするうえで重要になるのがゴール前での最適なポジショニングです。常に正しい距離感を保つことがGKには求められます。ゴールを守るための最適なポジションはどう決まるのか?『ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」』より一部転載して「GKのポジション」について紐解いていきます。
文●川原元樹 構成●清水英斗 写真●ジュニサカ編集部、Getty Images
『ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」』より一部転載
GKにとって大切な4つのスピード
GKのプレーを、タイムフレームで追ってみましょう(図4)。
最初は『準備』からスタート。相手の状況を見て、正しいポジションと距離を取る。次に『アプローチ』。アクションの一つ前の動きとして、基本姿勢から身体を少し沈ませたり、上げたり、あるいは一歩踏み出したりします。そして『アクション』。セービングだったり、1対1のブロックだったり、クロスに対してキャッチングやパンチングを行います。それが終わったら、『リカバー』。
アクションを起こした後も、ボールが切れない限りはプレーが続くので、奪ったボールを攻撃につなげるために、あるいは相手チームに拾われたセカンドボールに対して、すばやく『準備』に戻る。GKはこの4つを繰り返します。
重要なのはスピードです。スピードの定義として、認知のスピード、予測のスピード、判断のスピード、動作のスピードと、サッカーでは4つのスピードがありますが、これはGKにとってもすごく大切です。シュートを打たれてセービングするまでは1秒もないので、『準備』=状況を認知、予測、判断し、素早くポジションを取って、アプローチやアクションに移らなければいけません。
準備のスピードを上げるためには、判断の基準を整理することが大切です。『正しいポジションと距離』とは何か?どうやって決まるのか? まずはゴールディフェンスのポジショニングを整理しましょう。

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