ミスにも「いいね!」の環境づくり。ポジティブ思考は選手に何を与えるのか?

2018年10月21日

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ミスにも「いいね!」の環境を
 
 まだまだ育成においては、失敗すると、「何をやっているんだ!」というネガティブな声かけが多いのです。失敗することをいかにポジティブに考えていくかということでは、失敗しても「いいね!」といえる空間や文化、風土をつくっていくことは意義のあることにつながっていくでしょう。

 ビジネスにおいても、近年の若い社員は、これまでの世代とは異なり、ゆとり世代と呼ばれています。過保護に育たてられた世代に、いい動機づけをするには、失敗を怖がらず「チャレンジ=成功」と捉えることでしょう。逆にチャレンジをしないことが失敗なのだということを伝えます。失敗に「いいね!」と声かけをして、どんどんチャレンジをさせていくことで、育つ組織に導いていくことが大切なことなのです。

 社員や選手たちに自発的なチャレンジをさせるには、リーダーは指導者の結果に対する評価が重要となります。たとえば、やったことがうまくいかなかった場合、すぐにそれを「失敗」と評価していませんか?考えて行動した結果が、成功であろうと、失敗であろうと、チャレンジしたことを評価することが大切です。そうしないと失敗を恐れ、チャレンジすることをやめてしまいます。勇気を出してチャレンジしたにもかかわらず、「失敗」と評価されてしまうと、社員や選手たちもがっかりしてしまうのです。
 
 自発的にチャレンジした瞬間を評価し、ほめることで、結果を気にせずに、どんどんチャレンジできるように仕向けます。むしろ、取り組まなかったことで、成功も失敗もない、何の進展もない状況というのが最悪なのです。


<プロフィール>
畑 喜美夫

1965年11月27日生まれ。広島県出身。広島県立安芸南高校教諭。小学生時代から地元・広島の広島大河フットボールクラブでサッカーをはじめ、東海大一高校(現・東海大翔洋高校)、順天堂大学でプレー。全日本ユース代表を経験、大学では総理大臣杯、全日本インカレ、関東選手権の3冠をとった。大学卒業後は、広島に戻って教鞭をとる一方で、広島大河フットボールクラブの小・中学生をサッカー指導。1996年に県立広島観音高等学校へ赴任し、同校サッカー部監督として指導。選手の自主性を促すコーチング術を取り入れ、2006年に広島観音高校サッカー部を全国優勝に導く。日本サッカー協会A級ライセンス、元U-16日本代表コーチ。


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【発行】株式会社カンゼン
【著者】畑喜美夫
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ボトムアップ指導では、選手が主役です。選手主導の組織づくりでチーム運営を実行していきます。そのスタイルは企業の組織づくりにも通じるはずです。社員一人ひとりの主体性を育てたり、リーダー的思考を持たせることによって、強い信頼と絆で結ばれた組織が生まれるでしょう。

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