成長期の主食は「ご飯」がオススメ! 丈夫な胃袋を作るためにできる食事の工夫
2019年03月19日
コラム
【管理栄養士の川上えり先生(写真●ジュニサカ編集部)】
「補食」をうまく使って丈夫な胃を作る
胃は筋肉でできていますが、たくさんの量を食べるだけでなく、回数を増やして食べることで、その筋肉を鍛えることになります。そこでオススメなのが、練習の前には「補食」を食べること。この時は、おにぎりや肉まん、あんまん、バナナなど糖質を摂れるものがベストです。
練習の後も時間を空けずに、糖質を摂ることをおすすめします。最近は、チームのコーチや監督が補食をすすめているので、お弁当を持って練習に行く子が増えています。たくさんの量でなくてもいいのです。おにぎりなら、具にタンパク質が含まれたものを1個食べるだけで補うことができます。
また、試合の前などは、子どもたちも緊張します。ストレスなどで子どもの食欲がないときは、うどんやそうめんなど、汁もののメニューで、栄養を補うようにするといいでしょう。
好き嫌いがあると、なかなか「食べられる胃袋」を作れません。親子で栄養表などを見て、食べられないものを減らすことも大切です。ただし、無理強いは逆効果ですから、食べられないものを克服できないからといって「深追いしないこと」を心にとめておいてください。
好き嫌いの多い子には、「孤食」の時間帯が多く見受けられます。両親が忙しくて一人、もしくは兄弟だけで食事をすることが多かったりすると、栄養の必要性を知らせることができません。できるだけ家族で食べる時間を増やしたり、好き嫌いのないチームメイトと会食したり、楽しい時間の中で、食事の大切さを教えて欲しいと思います。
また太り気味で、サッカーをしている時、体にキレがないことに悩む子の中には「おやつが大好き」という子が多いようです。脂質などがたっぷりのお菓子を食べているのであれば、おにぎりや肉まんなどに少しずつ置き換えていくようにしましょう。逆に、食欲があまりわかず、線の細い子は、食事やおやつの回数を増やして、1日の総摂取カロリー数を上げることも考えてみましょう。
【プロフィール】
川上えり(管理栄養士)
海外プロサッカー選手の栄養アドバイスや、FCジュニオールの栄養アドバイザー。海外・国内遠征・合宿帯同や、アスリート向けレシピ制作、子育てママ向けのコラム執筆などで活動中。
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