「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】

2026年01月03日

育成/環境

2025年12月26日から29日の4日間で、「JFA第49回全日本U-12サッカー選手権大会」が鹿児島県で行われた。熊本県代表のソレッソ熊本はラウンド16から準決勝までの3試合で14得点を挙げて決勝に駒を進めたが、優勝はならず。それでも、史上初の九州対決となったサガン鳥栖との決勝で、ソレッソは長年にわたって取り組んできたものの成果を出すことができた。

●取材・文・写真:江藤高志


決勝は大会史上初の九州対決に

 延長戦を経ても得点動かず。0−0で終わった決勝戦は、スコアとは裏腹の、サッカーの要素が詰まった試合だった。小学生年代の選手が持つ技術や強度、戦術が局面ごとにフルに発揮される内容で、鳥栖が主導権を握りつつ時折ソレッソ熊本の鋭いカウンターが鳥栖ゴールを襲った。

 大会史上初めて、サガン鳥栖とソレッソ熊本の九州対決が実現した第49回全日本U-12サッカー選手権大会決勝は、勝敗の行方をPK戦に委ねると先攻ソレッソ熊本の3人目、14番の髙津蒼生がセーブされ、鳥栖の9番古賀睦基が決めて大会初優勝の栄冠を手にした。

 髙津は、優勝を喜ぶ鳥栖の選手たちの歓声が聞こえるミックスゾーンで泣きながら取材対応。前半17分に左サイドからドリブルで仕掛け、ニアゾーンを取って16番の松田在真にマイナスクロスを合わせた決定機についてその意図を丁寧に説明した。エンバペと三笘薫を目標にしているという髙津は、PKの失敗についても「僕が緊張してましたし、その緊張がダメだったと思います」と向き合っていた。

 悔しい敗戦後にも自らの言葉で試合を振り返る髙津のような選手を育てたソレッソ熊本の広川靖二監督は、PK戦での決着を「まあしょうがない。こればっかりはですね、じゃんけんするようなもんなんで」と受け止めつつ、九州対決になった決勝について「めちゃくちゃ感慨深いです」と話し始めた。

「九州の少年サッカーのレベルを上げたいと言い始めたのが15年前で。で、僕中心に色々、みんな巻き込んでいろんなことやって来たのを、結果で示せたかなっていうのはあります」

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