「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】

2026年01月03日

育成/環境

「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」

 決勝戦後、一通りの取材を受け帰り支度を進める広川監督に挨拶をして、普段は川崎フロンターレを取材していると自己紹介。すると準決勝で対戦した川崎フロンターレU-12の新堀葵の話題になった。

「10番の子すごかったですね。あの子の特徴を知ってたので対応しました」

 新堀のドリブル突破は川崎の大きな武器になっており、彼からいかに自由を奪うのかが試合のポイントだった。そんな話の流れの中で、試合中から感じていたもどかしさを広川監督にぶつけてみた。

「新堀にパスがあればもっと周りも生きるし、自分も生きるんですけどね」

 ところが広川監督に「それは違いますよ」と一蹴された。

「あの年代は特徴を伸ばすほうがいいんです」

 パスを覚え、周りを使うしたたかさ、視野の広さはトップチームでよく聞かれる発想だが、それは育成年代には不要だとの信念。いかに子どもが持つ武器を伸ばしてあげられるのか。そうした育成哲学を持つからこそ、強いチームになるのだろう。そんな広川監督の言葉を聞いて答え合わせできたと思う試合後のやり取りがあった。

「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」

「1年生ぐらいからずっとうちにいて、うちで練習してるからだと勝手に思ってます」

 信念をもって個性を伸ばす。それが育成年代の答えの一つであることを広川監督は九州対決で実証した。

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