関東選抜少年サッカー大会、神奈川県TC U-12が2連覇を達成!!/決勝レポート
2017年02月28日
大会情報(文・写真●山本浩之)
神奈川県TC U-12が2連覇を達成
2月25日(土)、26日(日)の2日間に渡り、茨城県ひたちなか市総合運動公園で「第27回関東選抜少年サッカー大会」があり、決勝では神奈川県TC U-12が埼玉県TC選抜1-0で破り優勝を飾った。
本大会は、関東8都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県)の16チームと、東北6県(青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県)、そして長野県、新潟県より1チームずつの計24の選抜チームが参加。試合形式は8人制による45分間(15分×3ピリオド)で行われた。
決勝は午後2時のキックオフ。試合が動いたのは第3ピリオド。それまでは両チーム互角の試合運びをみせた。
第1ピリオドは、神奈川県TC U-12(以下、神奈川TC)がパスをつなぎながら前にボールを運ぶ機会をうかがっていたが、そこに埼玉県TC選抜(以下、埼玉TC)がプレッシャーをかけた。ともにボールを奪うとシュートまで持っていくこともあったが決め手に欠き、0-0のままで15分間を終えた。
第2ピリオドになると、どちらも相手ゴールに向かう姿勢をみせたが、ボールを落ち着けることができないまま時間だけが過ぎていく。終盤になって神奈川TCが攻勢にでたが、間もなく第2ピリオド終了のホイッスルが吹かれた。
そして、最終の第3ピリオド。延長戦も視野に入ってくるような、試合時間も残りわずかとなった時だった。 神奈川TCはコーナーキックからのボールを4番・高井幸大くんが頭で合わせてゴールネットを揺らした。スコアが動いたことで 埼玉TCの反撃は激しさを増したが、すぐにタイムアップ。神奈川TCが2連覇を達成した。
試合終了間際の劇的なゴールに喜びを爆発させた神奈川TCにとっては、このメンバーでのラストマッチだった。選手たちはジュニアサッカーを卒業し、次のステップへと羽ばたいていく。
そんな教え子たちに向けて神奈川TCの藤原隆詞コーチは「自分たちの目標としている、プロサッカー選手や日本代表、そして世界で通用する選手になるためには、これまでの(ジュニアやトレセンでの)活動で結果がでたからといっても調子に乗っていてはダメです。
これからサッカー選手として後退してしまうのか、進化できるのかは自分次第です。今に満足するのではなく、『もっともっと進化する!』という気持ちで前に進んでもらいたいと思います」とエールを贈った。
■優勝 神奈川県TC U-12 藤原隆詞コーチのコメント
コンセプトとしては「ボールを扱い、相手を扱い、主導権を握って相手を圧倒していく」ということで1年間やってきました。ボールを扱うというのは、止めて・蹴るというパス・アンド・コントロールです。ドリブルもそうですね。でも、サッカーなので最後はゴールを狙うわけです。だから、どうやって相手を崩すとか、どうやって相手を剥がすのかということが大切になってきます。それが相手を扱うということです。つまり、ボールを扱って大事にしながらも、最後には相手を扱ってゴールに向かいやすくするということです。選手たちには、そんな話を今までずっとしてきました。この大会では、スポーツである限りは勝ち負けが存在しますから、「勝つためにはどうしたらいいのか?」ということを話しながらやってきました。
<関連リンク>
・第27回関東選抜少年サッカー大会
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!2025.05.18
-
「女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.05.15
-
【JFA/Jリーグポストユースマッチ 関西学生選抜戦】U-22 Jリーグ選抜メンバー発表!2025.05.12
-
U-15日本代表、クロアチア遠征参加メンバー発表!2025.05.08
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 出場機会をどう生み出すか。「3ピリオド制」のメリットとデメリット【5月特集】
- オーバーワークになっていませんか? 大人が知るべきジュニア期の「疲労回復法」
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!
- 進路妨害
- 【第37回全日本少年サッカー大会】広島県大会 決勝レポート「両チーム最後まで戦いぬいた試合はPK戦の末、サンフレッチェ広島FCjrが優勝!!」
- なぜ『PK』は決まらないのか。スポーツ心理学者が語る『PK』失敗につながりやすい“回避行動”とは