イラストで解説! サッカーのルールは何が変わった?
2016年09月16日
コラム今年3月、ウェールズにて行われた国際サッカー評議会(IFAB)で、2016 -2017年競技規則の改正が決定し、日本代表など行っている国際試合、またはJリーグやヨーロッパの各国では新たなルールで試合が進行しているのです。そこで今回は、詳しいルール変更を『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.42』からイラスト付きで解説します。
(構成●ジュニサカ編集部 イラスト●りおた 写真●佐藤博之)
サッカーのルールは何が変わった?
みなさんはサッカーのルールが変わったのはご存知でしたか? 今年3月、ウェールズにて行われた国際サッカー評議会(IFAB)で、2016 -2017年競技規則の改正が決定し、日本代表など行っている国際試合、またはJリーグやヨーロッパの各国では新たなルールで試合が進行しているのです。
4種・ジュニア年代に目を向けると、地域や都道府県協会が主催する大会では、遅くとも、2017年4月1日(土)に新ルールを適用できるようにと、日本サッカー協会は目標に掲げています。
完全に適用されるまで多少時間はありますが、早いうちに新しいルールを把握しておくことは、重要なことです。
今回の改正で大きく変わるのは、〝キックオフ〟と、『ペナルティーエリア内における決定的な得点の機会の阻止』いわゆる〝三重罰〟についてです。
キックオフは、これまで「ボールは、蹴られて〝前方〟に移動したときにインプレーとなる」と明記されていましたが「ボールは、けられて〝明らかに動いた〟ときにインプレーとなる」と変更されました。
これにより、キックオフ時に〝前方にボールを蹴る〟必要性がなくなったためキックオフは「どの方向にボールを蹴ってもよい」ということになりました。
また三重罰は、ペナルティーエリア内における「決定的な得点機会の阻止」は次のペナルティが与えられていました。
・相手側のペナルティキック(PK)
・反則をした守備競技者の退場
・次試合の出場停止
今回の改正では、(反則をおかした守備競技者が)ボールにプレーしようとていた、または、ボールへ向かう相手競技者にチャレンジした場合は〝警告〟とされることになります。
しかし、守備競技者が「(相手競技者)を押さえる、引っぱる、または押す反則」「反則を犯した競技者ボールにプレーしようとしていない、またはその競技者がボールに挑む可能性のない」「反則がフィールド上のどこであってもレッドカードで罰せられるものである(手や腕を使った得点機会の阻止など)」という反則をおかした場合はこれまでとおり退場となります。
つまり、〝ボールにチャレンジしているか否か〟が重要となるということです。審判とすれば、ペナルティーエリアで起きた反則を〝意図的であるか〟そうではないのかを明確に見極めなくてはならないのです。
次ページからは、大きな変更があった2つのルールをわかりやすくイラスト付きで解説! みなさんの、新ルールへの理解を手助けします。
カテゴリ別新着記事
ニュース
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
「共通理解を持ってサッカーをする習慣がありますか?」興國高・内野監督と考える“プレーモデル在り方”とは2021.02.12
-
キミはどんなタイプかな? 自分のプレースタイルを知るための“40の質問”2021.01.22
-
「eスポーツ」はスポーツか? サッカー選手を目指した少年がeスポーツ選手になるまで2021.01.20
-
サッカーを通じて“目標を達成する力”をつける思考術とは2021.01.19
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 育成年代で「普遍的な戦術」を教えなければ、新しい環境に順応できなくなる
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 運動神経は”才能”ではない!? スポーツ上達の秘訣は「脳」にあり
- 身長は「遺伝」なのか?子どもの背を伸ばす「2つ」の要素
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?
- 「認知力」はボランチとして持つべき最低限の能力である。攻撃時に必要なボランチの動き方
- “生意気小僧”原口元気の少年時代。「試合中、僕に怒られて仲間は大変だったと思います」
- 子どもを「伸ばす親」「ダメにする親」