土日は親子でほぼサッカー。サッカーが大好きな息子を見守る父「長い人生の中で今だけですよね」
2018年07月31日
コラムひと際楽しそうにボール蹴る少年・加集幹大(かんた)くん。常に笑顔で楽しそうにプレーする姿はとても印象的でどこかなつかしい気持ちにさせてくれました。そんな幹大くんのお父さん・照久さんは平日はフルタイムで会社に勤めながら土日は息子の成長を見守っています。多忙ながらもジュニアサッカーを楽しむ父親の姿から見えた家族のカタチとは。
取材・文●山本浩之、写真●ジュニサカ編集部 協力●サミー株式会社

父と息子がジュニアサッカーをとことん楽しむ!
『SAMMY SOCCER PROJECT FIELD PROGRAM in TOKYO』で高学年の部のジュニサカMIPに選ばれた加集幹大くんと父親の照久さんに再会したのは6月17日の日曜日のことだった。すでに『2018 FIFAワールドカップ ロシア』も開幕し、二日後にはサランスクのモルドヴィアアリーナでコロンビア対日本の一戦が控えている。
「今、一番興味があるのはロシアワールドカップです!!」と幹大くん。三週間前に初めて話しを聞いたときと同じ人懐こい笑顔で「コロンビアはハメス・ロドリゲス、セネガルはマネ、ポーランドはレバンドフスキでしょ!」と注目している選手の名前を挙げてくれた。
「幹大くんは、日本代表では誰が好きなのかな?」と質問してみると、しばらく考えてから「日本では乾選手かな……。サッカーを楽しんでやっているところが好き!」と元気よく答える。
「僕もドリブルが大好き! でも、僕はゴール前までいいドリブルができたときって、必ずシュートをはずしている――ねえ、お父さんそうだよね?」と屈託なく笑う。父・照久さんも「そうかもしれんな」と言ってアハハと笑った。
幹大くんはどんな質問にも、真剣に考えてから丁寧に答えてくれる。例えば学校のクラスの人数を聞くと「ひとクラスが31人です。4年生は全員で124人いて4クラスあるから――124人を4クラスで割ったら31人でしょ。今年の3組は男の子の方が3人ぐらい多いんです」とこんな具合に。こちらも調子に乗って、ついついいろいろなことを幹大くんに質問してしまい、気がつけば幹大くんのインタビューだけで20分以上の時間をもらってしまった。
この日の加集さん親子は、午前中からサッカーがあり5時半起きとのこと。取材は16時スタートだったから申し訳なく思いながらも、父・照久さんの「大丈夫ですよ。週末はいつものことですから」とのお言葉に甘えてしまった。
四人家族の加集家の週末は、父・照久さんと幹大くんはサッカーを中心にして過ごす。照久さんは、幹大くんの送り迎えだけではなく、ボランティアの審判も務めている。
「私も妻も学生時代はバレーボールをやっていたんです。ですから、サッカーは子どもが始めてからですね。実際に審判の資格を取ってみて『サッカーってこういうスポーツだったのか……』って、はじめてルールもわかってきたっていう感じです」
幹大くんが所属するクラブでは、指導者が子どもたちのコーチングに集中できるように審判は保護者が手伝っている。
「審判をしていると、子どもたちの様子を間近で見ることができるのはいいんですけれど、やっぱり公式戦とかは嫌ですね」と照久さんは冗談めかして笑う。最近の少年サッカーは1人制審判が主流ということもあり「オフサイドだと思って笛を吹こうとしたんですけれど、よく見たら端の方にディフェンスが一人残っていたりするんですよ(笑)」と小さな子どものサッカーならではのエピソードも交えて話してくれた。
照久さんが審判を始めたのは幹大くんが3年生のころだから、そろそろ審判歴も1年半になり、かなりの数の練習試合や公式戦で笛を吹いたり、旗を持ってタッチラインを往復したりしてきた。それが毎週末のことである。平日はフルタイムの会社勤めもあるし「土曜日も日曜日もサッカーがあるので、今は私の自由時間は全くありません(笑)」とかなり忙しい。
「でも、やがて幹大が小学校を卒業して中学生や高校生になったら、こんなことをやりたいと思っても、できなくなるわけです。長い人生の中で今だけですよね。だから、今ぐらいは毎週付き合おうかなと思っています」という照久さんの表情に気負いはない。

【父・照久さん(写真左)と幹大くん(写真右)】
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