【第39回全日本少年サッカー大会】群馬県大会 決勝フォトレポート&大会結果「ファナティコスが県歴代記録を更新して大会史上初の8連覇!」

2015年11月30日

大会情報

ファナティコスが県歴代記録を更新して大会史上初の8連覇!

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(文・写真●星野志保)

 第39回全日本少年サッカー大会 群馬県大会の決勝戦は、8連覇がかかるファナティコスと8年ぶりの優勝を目指す前橋ジュニアとの戦いとなった。

「前半は0で終え、焦らずに相手を疲れさせて、後半ラスト10分に猛攻をかけよう」とのファナティコスの作戦通り、0-0で折り返した後半に試合が動いた。後半16分、FW10番の茂田明伸くんの左サイドからのクロスにゴール前のFW15番の中田有祐くんが反応。ヘディングシュートでファナティコスが先制点を決めた。その3分後、素早い寄せで前橋ジュニアからパスを奪い、一気にカウンターを仕掛けたファナティコスは、GKが弾いたシュートのこぼれ球をDF2番の森谷隆史くんが押し込み2点目をスコア。その2分後にも、終了間際に放ったMF8番の吉澤由衣斗くんのロングシュートが相手DFに当たってゴールマウスに吸い込まれ、3-0で前橋ジュニアを下した。

 8年ぶりの優勝を狙った前橋ジュニアの関野亮監督は、「前半は少ないチャンスをものにできれば勝ち目はあると思ったが、相手のGKのロングキックに対応できない部分があり、それが得点につながってしまった。相手のGKのパントキックが飛ぶので、ウチのラインが下げられてしまった。そこでルーズボールを拾えれば前に行けたが、拾えなかったので前に進めなかった。それが敗因。この悔しさを胸に子どもたちには次のステップに向けて頑張ってほしい」と悔しさをにじませながら前を向いた。

 一方、ファナティコスの若林秀行監督は、「ウチの子の方がメンタルは強い。だから走れる。子どもたちも前橋ジュニアの運動量が落ちることが分かっていた。前回の対戦(ミルクカップ)でも残り5分のところで点が獲れたので、今回も勝ててよかった」と勝因を語った。ファナティコスの8連覇は、FC邑楽の7連覇を抜いて、歴代1位の記録となった。

 今夏、韓国での国際大会に出場し、スペイン、ブラジル、ベトナムと対戦したことで、チームは成長し、自分たちのサッカーを追求できるようになった。「今年のメンバーはいい」と手ごたえを若林監督が全国大会で目指すのは、これまでの最高順位8位を超すベスト4。「組み合わせ次第では優勝まで行きたい」と、12月26日から開催される全国大会を見すえた。

■ファナティコス 若林秀行監督のコメント
タレントが揃う前橋ジュニアは強かった。GKを含めて攻撃の人数を一人増やしてボールを持つファナティコスらしいスタイルで、丁寧にできたのがよかったですね。来年、3人がJリーグのチームに行くので、負けてもいいからいい内容のサッカーを僕の中ではしたかったんです。そう割り切ったことが結果につながったと思います。全国大会まで約1カ月、1週間オフを取り、そこでしっかり食べて寝て、子どもたちの身体を少しでも大きくすることが全国で戦うポイントになります。

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