チーム動画紹介第33回「横浜栄フットボールクラブ」
2007年10月22日
未分類藤本淳吾、須藤大輔選手が育ったジュニアユースチーム
本誌『ジュニアサッカーを応援しよう!vol.2秋号』『vol.6秋号』で登場した藤本淳吾(清水エスパルス)選手と須藤大輔(ヴァンフォーレ甲府)の出身チームである神奈川県横浜市で活動するジュニアユースチームの「横浜栄フットボールクラブ」のU-13チームにお邪魔しました。そして、U-15監督の清野さんにお話を伺いました。
写真はU-15監督 清野さん
「横浜栄フットボールクラブ」ってどんなチーム?
1982年、※NKKサッカー部員の清野氏と伊勢氏を指導者として、「上郷JFC」として横浜市にクラブ発足。その後、86年に、栄区の誕生とともに、チーム名を「栄FC」と改名。92年には、日本クラブユース選手権U-15で全国準優勝に輝きます。そして、93年に、「横浜栄FC」として、再度改名して現在に至ります。
現在、チームの選手は、横浜市だけでなく、市外からも選手が集まってくるチームですU-13チームは、先日ナショナルトレセンに選ばれた選手もおり、36 名の子供たちが所属しています。指導者は、元NKKの選手などが集い、指導しています。
クラブ創設当時は、神奈川県のジュニアユースのチームは6チームほどしかなく、まだクラブチームでやるサッカーの土壌が浸透していませんでした。そして、チームが発足したばかりのみならず、私たちNKKコーチ陣も平日は仕事のため、土日しか練習することができず、当初はなかなか勝てませんでした。そこで、地域の少年団育成を参考に、「5ヵ年計画」というのを打ち出し、原点に戻り、5年後のチーム発展を1つの目標として掲げ、土日のみの短時間で、制度の良いカリキュラムを組むことで、集中したトレーニングを行うことでチームは少しづつ成長を遂げてくれました。
※NKKとは
Jリーグの前身となる日本サッカーリーグ時代に、日本鋼管→NKKとして、1部リーグで活躍し、天皇杯優勝など日本サッカーの礎を築く。アマチュアからプロへとサッカーが変貌していく中で、Jリーグが開幕するも、NKKはJ参加を拒否し、1993年にチームは廃部。現在は、川崎製鉄と合併し、JFEとなっている。
中学生年代を指導することにおいて大切なことは?
私たちは、U-13、U-14、U-15の各年代に、指導者2~3人をつけ、個々の能力に応じた練習法を行っています。U-13年代については、選手自身の身体能力も向上していくが、どれだけ正確なキック、パスができるか、最低限の基礎を身につけるように指導しています。U-14、U-15年代では、その基礎を実践的なトレーニングを積んだり、スピードを取り入れたメニューを組んでいます。
横浜栄FCでは、チームの一貫した共通テーマとして、技術の向上ももちろんですが、メンタルの強化を図っていく必要性もあると考えております。この2つの要素がうまく融合したとき、より良いチームができあがっていくのではないでしょうか。また、最も気を配らなければいけないことは、心身ともに飛躍的に成長する中で、子供たちのケガ、特にオスグッドなどの成長病に注意を払わなければなりません。そのため、私たちのチームでは、各年代ごとに専門トレーナーを配属させ、徹底したケアを行えるように常に準備しています。
指導者の思い
子供たちには、サッカー人生をジュニアユース年代で完結させてほしくありません。もちろん強いチームを作ることが大切かもしれませんが、高校、ユース、大学へ進んでも、サッカーを続けていられるように指導することが大切ですね。そして、後悔しない人生を送ってほしいです。
横浜栄FCの指導者の多くは、NKKで実際にプレーしていた選手です。
NKKのサッカー部が廃部となり、指導者たちそれぞれがサッカーというスポーツに対して募る思いを持っています。今後のサッカー界に残していけるものとして、子供たちをサポートしていければと思います。
編集部コメント
取材当日のチームの練習会場は、旧:矢沢小学校で行われました。今年、近くの小学校と合併し廃校になった運動場。しかし、そのグランドを使えるのは、来年3月までだそうです。グランドの確保には、中学生年代においても、直面する問題のようです。
取材で答えてくださった清野さんはNKK(旧:日本鋼管)時代、ケガによりサッカーを辞めざるを得ませんでした。その苦い経験から、子供たちのケガについては、トレーナーをつけることにより、徹底したケアに専念しております。そういった子供たちへの思いやりを強く感じました。
ジュニアユース年代は、成長するにつれてメンタルな面で揺らぐ時期が訪れるかもしれません。横浜栄FCさんでは、心身ともにケアしているチームだと思いました。
(ジュニサカ編集部)
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