世界のHONDAはココが違う!本田イズムを継承するサッカースクール
2013年06月05日
サッカーエンタメ最前線状況判断を重視したトレーニング
──トレーニングについても、お伺いします。どういった練習をしているのですか?
年間を通してさまざまな練習をします。指導法も、幼稚園児と小学校の高学年では違いますね。幼稚園児には、ボールを上に投げて、その間拍手してキャッチする、といったことから教えていきます。キャッチできた楽しさ”をまず感じてもらう。そこからサッカーにシフトしていく。いきなりインステップをバシッと蹴ることを教えるわけではありません。小学校低学年では、面白さを追求しながらサッカーが上達するようなメニューを取り入れています。
そのほかでは、コーンを四つ角に置いて、そこに1人ずつコーチを立たせます。さらに、その周りに大きな四つ角を作ってコーンを置く。そこには子どもたちを並べます。(図1参照)子どもたちが、コーチのいるコーンを回れば1点。コーチにタッチされると0点。どれだけ点を多く取れるかというメニューなんですが、何を目的にしているかと言えば、状況判断です。今は行くときなのか、行かないときなのか。コーチがどこを向いているかなどを確認して、判断する。

コーンを四つ角に置いて、そこに1人コーチを立たせる。さらに、その周りに大きな四つ角を作ってコーンを置く。そこには子どもたちを並べる。子どもたちがそれぞれの場所から一番近いコーンを回って戻ってくるトレーニング。コーチのいるコーンを回れば1点。コーチにタッチされると0点。
初歩的な練習ですが、できるようになると、今度はボールを使ってやります。ボールを足元に置くと、途端にできなくなる。それを繰り返してやらせる。最終的に、本当のサッカーでも、行く、行かないの判断ができるようになります。バルセロナなんかも、ゆったりして、いきなり速くなるじゃないですか。全部が100%ではない。強弱の使い方が大事なんです。
あとは、月の最後の週にはゲームもやるんですけど、そこはコーチたちが容赦なく子どもを潰します(笑)。コーチは絶対に負けてはいけない、というのが本田イズムでもありますから。子どもにしてみれば、体の大きさも全然違うし、「ずるい!」と言います。でも、世界に出れば、自分より大きな選手はいっぱいいます。そこで、「ずるい!」と言って戦うのを諦めてしまうのは、違いますよね。そこでも工夫して戦わなければならない。チャレンジしながら考えることが必要なんです。反骨心も養われます。
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