世界のHONDAはココが違う!本田イズムを継承するサッカースクール
2013年06月05日
サッカーエンタメ最前線練習メニュー作成にも妥協しない本田イズム
──練習メニューに関して、本田選手から助言とかはあるのですか?
本田が常に発信源なんです。メニュー作成にも、本田は強く関わっています。自分のサッカー人生を踏まえた上で、「この年代には、この練習が必要。こういうことをやってほしい」と要望してきます。それをコーチが具現化していきます。決まったメニューに関して、一つひとつ本田に確認も取ります。
すると、「いやいや、こういうことが違う」とか、「ここはこうした方がいい」とか、本田が意見を言います。かなり細かいですよ(笑)。“何となく”が許せない性格ですからね。僕は“何となく”だから、いつも怒られるんでしょうね(苦笑)。
イベントの合宿地の決定でも本田は真剣に考えます。「石川県のどこそこは宿泊施設もある。長野県のどこそこは、いいグラウンドもある。悩むなぁ」みたいな(笑)。表には出ないですけど、「そこまで本田が関わっているの?」という部分まで、彼の意思は反映されています。何に基づいているかというと、“どう選択すれば子どもたちが楽しんでサッカーをできるか”。その1点です。決して片手間ではありません。本田はそういうことは絶対にしない。手は抜かない。自分を追求することと同じくらい、スクールにも情熱を注いでいますよ。

両方のゴールライン上に、番号をつけた子どもを5人並ばせ手をつながせる。コーチから呼ばれた番号の子どもが中央に出ていき、対人練習開始。残りのライン上の子は、声を掛け合って、ゴールを死守する。
──確かに本田選手は何事に対しても常に自分を追求するシーンが浮かびます。そのほかに本田選手の良さを取り入れていることはありますか?
必然的に声を出させるコーチングを養うきっかけになるようなメニューです(図2参照)。フットサルコートの両方のゴールライン上に、番号を付けた子どもを5人並ばせて、手をつながせます。1番から5番まで。そこで、コーチが「3番と5番」とか番号を呼ぶんですね。呼ばれた子どもが出てきて、ピッチ上は2対2の状況になります。ゴールを守るのは残された子どもたちです。ゴールを守るためには、「右に行け」とか「左だ」とか話す必要がありますよね。点を取られないためには、喋るしかない。点が入ると、「どうして入ってしまったの? 誰かがリーダーになって、もっと声を掛け合えば、守れたんじゃないのか」と問いかけます。それに、まとまっていないと、つないだ手がちぎれてしまう。手をつないで声を掛け合うから、自然と仲良くなりますしね。
コーチングって、サッカーにおいて非常に重要ですよね。CBがSBの人間に、「もっと絞って」とか、SBがCBに、「FWが裏に行っているよ」とか、一言声をかけることって大きい。喋れる人間と喋れない人間は明確に違います。小さい頃から声を出すきっかけを与えることが大事ですね。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!2025.05.18
-
「女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.05.15
-
【JFA/Jリーグポストユースマッチ 関西学生選抜戦】U-22 Jリーグ選抜メンバー発表!2025.05.12
-
U-15日本代表、クロアチア遠征参加メンバー発表!2025.05.08
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 出場機会をどう生み出すか。「3ピリオド制」のメリットとデメリット【5月特集】
- 「女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!
- オーバーワークになっていませんか? 大人が知るべきジュニア期の「疲労回復法」
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「ワーチャレ予選2025」参加チーム募集開始!【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ】
- 「JFA アディダス U-12 DREAM ROAD」スペイン遠征参加メンバー発表!全少で活躍した選手を中心にチームを構成
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!
- 「2024ナショナルトレセンU-14 前期 」参加メンバー発表!