育成年代の先駆的サッカースクール、 クーバーコーチングが教えるボールマスタリーとは?
2013年06月07日
コラム1970年後半、オランダ人指導者ウィール・クーバー氏が開発し、1984年、クーバー氏の考えに触発され、アルフレッド・ガルスティアン氏とチャーリー・クック氏が「クーバー・コーチング」を設立しました。その後30カ国以上に広がり、日本でも多くの育成年代に影響を与えています。ここでは、クーバー・コーチング・ジャパンでも実際に行われているメニューのひとつ、ボールマスタリーを紹介します。ボールマスタリーとはいったいどんな練習法で、どんな効果があるのでしょうか。
ボールマスタリーでキックやファーストタッチ、ドリブルの正確な技術を身につける
ボールマスタリーはボールを自在にあやつる能力を身につけるためのトレーニングのことです。このトレーニングを継続して行うことでボールをタッチするときの感覚(ボールフィーリング)が身につきます。
ボールフィーリングとは「どのくらいの強さでタッチすると、ボールがどのくらい移動するか?」や「足のどの部分でタッチすると、どの方向にボールが移動するか?」という感覚のこと。方向や強さが正確なキックやファーストタッチ、ドリブルができる選手は、必ずこの感覚をつかむことができています。
ボールマスタリーのトレーニングは、足の裏やインステップなど足のいろいろな部分を使い、単純な動きの簡単なトレーニングから、動きの種類を2つ、3つと合わせ複雑で難易度の高いトレーニングまで、たくさんのバリエーションがあり、技術を磨くには絶対に欠かせない個人のスキルアップメニューです。
ボールマスタリーには、3つの効果があります。
・柔軟性
・コーディネーション能力
・正確なボールコントロール
名指導者で元アルゼンチン代表、オズワルド・アルディレス氏は
ボールマスタリーについてこう語っています。
「ボールマスタリーは、育成年代の基礎能力を養成するトレーニングです。バルセロナやメッシの優れたプレーは、卓越したボールマスタリーの能力から生み出されるものであり、プレーする上で非常に重要な能力です。クーバー・コーチングはボールマスタリーの指導において世界のリーダー的存在であると考えています」
「クーバー・コーチング」による
ひとりでできるキッズ向け練習メニュー集!
著者:アルフレッド・ガルスティアン チャーリー・クック
発行:株式会社カンゼン
試合で使えるパスやフェイント、正確なファーストタッチを身につける!「世界No.1」と呼ばれる育成メソッド「クーバー・コーチング」から学ぶひとりでできる練習メニュー。サッカー選手に必要なテクニックを学ぶことで子どもたちがみるみるうちに伸びていく! 5つの項目ごとに基本技から複合技まで……個人スキルをアップさせるためのトレーニングを紹介!
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