サッカーを続けるための進路~〝文武両道″をモットーにサッカーを続けること

2013年07月06日

メンタル/教育

桐蔭学園のサッカー部に入りたいと考えている皆さんへ

子どもがかんしゃくを起こしてしまったり、黙りこんでしまったときなど、どうしようもない場合は、一旦、部屋を離れるなど時間をおいてから、「お話できる?」と話しかけてみます。

2010年から入部希望者は全員サッカー部に入部できることになりました。中2は70人。中1は87人、中3は17人在籍しています。Aチームの練習は水火木金土、Bチームは月火金土、Cチームは火水土。日曜日は公式戦や練習試合が入ります。Aチームは全国を目指していますので、当然練習は厳しいものになります。

学校説明会などで「〇〇選抜ですけどAチームに入れますか」などと聞かれますが、口で説明してもわかりませんから、一度グラウンドにおいでになってください、とお答えしています。トレセンだとか〇〇選抜とか、そういった看板は、全くあてにしていません。僕は自分の目で見て、選手を判断します。

個々に打診があれば、ご都合のいい日に体験練習にいらしてください、という形で対応しています。現中1と一緒に練習してもらいます。私も見ますし、何より本人自身が、こういうレベルなんだと肌でわかるはずです。やはり、自分の目で見ることです。口コミやネットはしょせん噂です。学校選び、チーム選びは本人が自分の足で歩いて、自分で見る、感じることが大事だと思います。


【取材記者の目から見た進路選びのポイントをご紹介!】
■ポイント1
私立の中高一貫校では勉強との両立が大前提!

基礎学力がないと中学受験は大きな負担。また入学後も学業とサッカーどちらにも取り組める力がないと大変。子どもの基礎学力を見きわめて判断を。

■ポイント2
高校から推薦組が入ってくる学校も!

同じ学校でも、中学サッカー部と高校選手権で活躍する高校サッカー部はイコールではない場合もあることを肝に命じておきましょう。

■ポイント3
受験する学校には必ず自分で足を運べ!

ネット情報はあてになりません。必ず親子で学校に行き、サッカー部の見学や体験練習をさせてもらい、納得した上で決めることが大切です。


(チーム情報)
桐蔭学園中学校サッカー部

桐蔭学園中学サッカー部

1967年に発足し、桐蔭学園内のグラウンドと富士見岡グラウンドを拠点に活動している。2008年全国中学校サッカー大会で初の全国制覇。現在、1学年約80人(3年生のみ17人)の構成で、A~Cチームに別れて(月~金は16時~18時、土は13時30分~17時30分[Cチーム]、14時~17時30分[A・Bチーム])活動中。

(プロフィール)
松田隆監督

松田隆(まつだ・たかし)

1961年、広島県生まれ。高校3年時に県選抜に選ばれ、国体出場。筑波大学卒業後、私立桐蔭学園に就職。中学校サッカー部の監督として県大会にも出られなかった同サッカー部を一から育て上げ、2008年には全国大会で優勝を果たす。

 

 

 

<関連リンク>
※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.28春号』

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