練習前にまずは体を確認しよう! 足裏のアーチ、ゆがんでいませんか?【後編】

2013年11月28日

コラム

これでわかる! 体と足裏のゆがみ

■1 靴の左右の減り方を見ます。左右で違いがありませんか?

 正しい減り方はかかとのやや外側と親指の部分です。減り方がそうでなければ体がゆがんでいますし、体に痛みなどが出やすいです。

■2 お子さんを立たせて後ろから観察します。肩の高さが左右で違いがありませんか?

■3 足型をとります(アーチ形成のトラブルチェック)
①A4判のワープロ感熱紙を使います(あるいは感熱タイプのファクシミリ用紙)。
②消毒用アルコールで足裏を湿る程度に拭くか、スプレーをし、両足をそろえて立ちます。
③足先が紙から離れないように屈伸をしましょう。
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④足型がとれたら両足の土踏まずが作る形を確認してください。その部分がちょうど手の親指と中指で作った輪の形状であれば問題ありません。輪になっていなかったり、いびつに変形していたら要チェックです。また、指の形が出ていないと、かかとに重心がきてしまっている証拠です。

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■4 重心バランスを確認します。
 目を閉じて十字線の中心に立ちます。そこで膝を90度に上げながら手を振り足踏みをします。どのくらい左右に移動するかをみます。目を閉じたときには足の裏の感覚と重力から自分の位置をキャッチしています。元の位置から離れてしまうのは体が曲がっているのです。実際に歩くときにはその曲がりを視覚で調節することで対応しています。

■5 バランステストのひとつには目を閉じて名前を書かせる診断法もあります。
 まず、目をあけて自分の名前をひらがなの縦書きで書いてみましょう。次に目を閉じて同じように自分の名前をひらがなの縦書きで書いてください。字が左右どちらかに曲がっているようだとバランスが悪い証拠です。もし、お子さんがいつも同じ場所に痛みを訴えたり、足のマメが同じ場所に出現するといった症状があれば、体のゆがみ(顎関節、骨盤、股関節、足の裏)を疑ってみてあげてください。


プロフィール
渡邊 泉(わたなべ・いずみ)

1959年生まれ。プロ・コーチとして2003年に独立。コーチ・セブンピースを立ち上げる。独立1年目に執筆・監修した『実践 親子会話術』が話題となり、以降、セミナーや講演依頼が殺到。ユーモラスな内容で好評を博している。著書に『ザ・コーチ The Coach ─最高の自分と出会える「目標の達人ノート」』(プレジデント社)。
三宿整骨院ホームページ

 


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