練習前にまずは体を確認しよう! 足裏のアーチ、ゆがんでいませんか?【後編】
2013年11月28日
コラム足裏のゆがみを治す対策その3~5
▼対策③《バケツ矯正法(加重力矯正健康法)》
バケツに水を半分入れて、頭にのせる。(手で支える)水がどちらかに傾かないようまっすぐにして歩く。ゆがみがひどくなければ、家族で楽しくやってもらいたい方法だ。
このトレーニングは重力場において、より重力を加えることにより、脊椎・骨盤・足裏などが正しい位置に戻ろうとする作用を利用した方法である。しかも、骨自体の強化にもなる。
▼対策④《足底筋肉のストレッチ》
毎日のストレッチも対策法のひとつだ。次のページでストレッチのやり方を順番に紹介しているので、ぜひ試してみてほしい。
①手で足の指を手前に引き、かかとから親指に伸びた筋をストレッチする。
②また伸ばしているときに足裏の筋をマッサージするのも効果的である。
③写真のようにつま先を地面につけ,足底筋肉をストレッチする。
④さらに、この体勢から親指・第二指を使って地面を蹴るイメージで力を入れる。
▼対策⑤《自分だけのインソールを作る》
「あとはインソールを効果的に使うことですね」と渡邊先生。市販でもいろいろあるが、例えばインソールにさらに60ページのようなオプションをつけることによってアーチを形成しやすくなる。
「市販のシューズのインソールをとってこのインソールに入れ替えます。うちではその子の足にあった形で作るんですけれど、1年に一度ソールだけを作りに来る子もいますよ。外でやるとこれだけで15000円くらいかかりますが、うちは3000円くらい(笑)。市販のものでもこういったものはあるので、それをやるだけでも違いますよ」
どんな種目の選手でも体や足裏にゆがみがあるのは致命的だ。子どもにとってはそれで損をしてしまうことが多い。しかしコーチとしてはどうしても体のことよりも練習量を増やすといった考え方になりがちだ。
「まずは基本的な体のゆがみを矯正することで、スポーツのパフォーマンスを上げることや、日常生活の改善につなげてもらいたいですね」。
小学生の骨やじん帯、筋肉などはこれから形成されていく。まずは子どもの体に十分に考慮し、いかにして怪我を防ぐか、傷めないか、または体のバランスがよくなるのか、そういった点にもっと目を向けたいものだ。
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