指導者と子どもの気持ちがズレるとき その「想い」一方通行になっていませんか?【前編】
2013年12月17日
コラム怒るのも、叱るのも、決して楽ではありません。子どもたちのことを想えばこその行為とも言えるでしょう。でも、それが独り相撲だとしたら……。子どもたちに何を伝えるべきか、改めて考えてみませんか?
文●奥田援史 イラスト●喜多浩太郎
※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.10秋号』P68-71より転載
良いことばかりじゃない。でも続けているのは?
「何してる!」「一生懸命やっているか!」に始まり、「コラァ!」「バカッ!」という叱咤や罵声がグラウンドに響くことは少なくありません。そんな場面では、子どもばかりか指導者もイライラします。
試合結果に満足いかなかったり、選手が指示通りプレーできなかったり、といろいろな状況や場面で、ついつい酷い言葉を子どもに浴びせることがあります。こんなことがあった後の指導者はひどく落ち込むものです。「二度とやらない」と反省するものです。そうは言っても、なかなか治りません。熱心にやればやるほど、本気になればなるほど、また同じことをくり返してしまいがちです。
どうして、こうなるのかと考えてみると、私たち指導者には願いがあるからではないでしょうか。スポーツ活動を通して、「勝つうれしさを知ってほしい」「達成した喜びを味わってほしい」「何事にも積極的に行動できるようになってほしい」「友だちと協力できるようになってほしい」といった願いがあるのです。このような願いがあるからこそ、良いことばかりではない指導者という立場を続けることができます。指導者の願いは、指導を続ける力の源泉なのです。
しかし、指導者の願いが必ずしも子どもに伝わっているとは限りません。ときには、指導者の独り相撲になっていることもあるかもしれません。こんなとき、指導者はどう対応すればいいのでしょうか。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- すぐに「痛い」と言い出す息子…。
- 【第37回全日本少年サッカー大会】三重県大会 決勝レポート「最後まであきらめない気持ちで試合終了間際に得点した、大山田サッカースポーツ少年団が優勝!」
- 【ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN】決勝大会 大会フォトギャラリー