背が伸びるときスタミナも伸びる!(前編)

2014年03月22日

コラム

小学生や中学生にスタミナトレーニングは必要? そんな疑問を持つ指導者の方も多いのではないでしょうか。現・FCソウルのフィジカルコーチを務める菅野淳氏のお話によれば、実はスタミナのカギはどうも身長にあるようです。今回は身長とスタミナの関係を紹介します。

文●永田淳 写真●編集部

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.13秋号』P064-067より転載


身長とスタミナの関連性

 スタミナの高い選手とは、どういう特徴をもつ選手のことでしょうか。一般的にスタミナがあるというのは、長距離を走る際に、酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出すような“有酸素性の持久力が高い”ことをさします。

 スタミナは、年代を問わずトレーニングをこなした分だけ向上しやすい部分です。ある程度限界はあるでしょうがスピードやジャンプ力といったパワー系に比べれば、比較的努力の成果が出やすいものです。苦手な子でも努力すれば、強くなっていく可能性が高い部分だと言えるでしょう。

 ただ、その上で重要なのが『タイミング』。

 人間の成長過程の中には、有酸素性の持久力が高まる時期があります。そこを見逃さないようにしたいですね。この時期は酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出すために大切な肺や心臓、血管という部分が発達しますが、骨の伸びとほぼ一致します。骨の伸びというのは「身長の伸び」と考えてください。

 指導者がトレーニングを考えるときのひとつの目安として、基本的に骨が伸びる前は神経系、伸びているときはスタミナといった呼吸循環器系、伸びきったら筋力系と段階に考えていけばいいと思います。
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