ファーストタッチで大きく開くブラジルとの差~日本との4つの違い

2014年04月23日

コラム

効果的な場所とタイミングを選択できる「広く深い視野」

 三つ目は、視野の問題です。

 ゴールへのアプローチに関して、前述では攻守の切り替えの速さだけをお話ししましたが、速さだけでなくそのアイデアの豊富さ、多様性にも大きな差があります。

 例えば相手守備が予想するプレーの裏をかくとか、隙をつく。ブラジルとの違いのひとつです。ゴールへ走り込むタイミングや、ボールを入れる方向やタイミング。日本はそれらの質を上げなくてはなりません。

 そのためには視野を持つことが絶対に必要です。ブラジルはひとりがボールを保持したとき、いくつもの選択肢が広がります。なぜなら、ボール保持者も、ボールを持たない他のフィールドプレーヤーも、広く深い視野を持つからです。

 視野があれば、自ずと相手が嫌がる場所、相手が届かない場所に動けます。常に効果的な場所に効果的なタイミングでボールを運べるので、相手からプレッシャー受けない分、ミスもなくなります。
 
 ファーストタッチのボールを効果的な場所に置けるかどうかは、選手がいかに視野を持てるかにもよるのです。
Brazil v Japan: Group A - FIFA Confederations Cup Brazil 2013

【次ページ】体幹と柔軟性

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