ネイマールやロビーニョなどを輩出したサントスFCの育成とは?
2014年06月12日
コラム勝ち抜くというプレッシャーが子どもたちを成長させる
――プレミリン、ミリンのカテゴリーには全国選手権はあるんですか?
公式なものはない。ブラジル全土からクラブを招待するカップ戦のようなものはある。サントスも年に2回ほどそうした大会に招待されている。
――では、参加しているのはサンパウロ州選手権のみ。
そうだ。30から40のクラブが参加している。サンパウロでさえ充分に広い(※筆者注 サンパウロ州の面積は日本全土とほぼ同じ。ほとんどが平地なので体感的には日本よりも広く感じる)。第1ステージでは近隣のクラブとのリーグ戦になっている。それを勝ち抜くと第2ステージに進む。これはサンパウロ州全土のチームとホーム&アウェーで対戦する。
――サントスの下部組織の成績は?
ミリンは昨年決勝に進んだ。相手はコリンチャンスだった。最初はサンパウロ、2試合目をここで行った。
――結果は?
我々が勝利した。でないとこの話はしないよ(笑)。
――全国選手権は以前はあったけれど、なくなったとか?
全国選手権があったって? ぼくの記憶にはない。15歳以下ならばあるけれど……。
――必要は感じない?
ブラジルは広い。サンパウロ州でさえ移動コストが馬鹿にならない。全国選手権を開くメリットには見合わないだろう。もちろん、全国選手権の意義はある。例えば、南部のリオ・グランジ・ド・スール州のクラブ(※グレミオ、インテルナシオナルなど)はサンパウロやリオ州のクラブと違ったスタイルのサッカーをしている。
――国境を接したアルゼンチンに近い荒っぽいサッカー。
そうだ。自分たちと違ったスタイルのサッカーに接することは大切なことだ。リーグを勝ち抜くうちに、子どもたちは経験を積んでいくことだろう。勝ち抜くというプレッシャーが子どもたちを成長させる。しかし、忘れてはならないのは、我々の目的は選手を育てること。学校の合間にサンパウロ州選手権を戦い、年に2度の招待大会、それ以上の大会は必要だと思わない。
――選手である前に、まともな大人に育てなければならない。
我々のクラブにはさまざまな文化的な背景、財政状態の家庭の子どもがいる。多くの助けが必要になってくる。
――精神的な支えも必要になる?
サントスの下部組織には2001年から専属のソシアルワーカーがいる。その他、遠征などで授業を欠席しなければならないこともあるので、補習のための教室と教師もいる。我々は家族の一員として子どもたちを育てているんだ。
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