【第38回全日本少年サッカー大会】埼玉県大会 決勝フォトレポート&大会結果「激戦を制したレジスタFCが優勝! 全国への切符を勝ち取る」
2014年06月23日
大会情報激戦を制したレジスタFCが優勝! 全国への切符を勝ち取る
(文・写真●平野貴也)
6月22日(日)に行われた「第38回全日本少年サッカー大会 埼玉県大会」の決勝戦は、昨年と同じレジスタFC(以下、レジスタ)、大宮アルディージャジュニア(以下、大宮)による顔合わせとなった。昨年は2チームとも全国大会に出場したが、今年の全国出場枠はただ一つ。
互いに譲らない好ゲームが展開された。小雨の中、埼玉スタジアム第2グラウンドでキックオフを迎えると、前半はレジスタが攻勢に出た。本山大器くん、木下翼くんの両サイドが起点となり、果敢に攻め込んだが、大宮は懸命にブロック。そこから小見洋太くんらがドリブルで押し返そうとしたが、なかなか攻撃には転じられなかった。小見くんは「抜いても、抜いても相手がいるような感じだった」と打開が難しかった状況を振り返った。
ところが、後半になると耐えていた大宮が反撃。積極的なプレスで押し込むと、得意のパスワークで左右に揺さぶり、山田結斗くんや中山昂大くんが立て続けにシュートを放って波状攻撃を見せた。しかし、チャンスを決めきれないまま試合時間が残り5分になると、今度はレジスタが逆襲。ワンツー崩れをフォローした木下くんが「右で打とうとしたけど、相手が来たから変えた。左足は力まずに打てるので結構シュートが入る」という狙いでドリブルから鋭い切り返しで相手をかわして左足のシュートを突き刺した。さらに、板倉健太くんの右からのクロスを本山くんがダイビングヘッドで合わせて追加点。一気に勝負を押し切った。
試合終了の笛が鳴ると、負けた大宮の選手だけでなく、勝ったレジスタの木下くんの目にも涙があふれた。両チームの気持ちが入った激戦だった。
■レジスタFC 福地哲也監督コメント
後半に押し込まれたところを耐えたのが試合のポイントでした。大宮さんの技術に対して、勝ちたいという気持ちのプレーで対抗できたことで、勝利が転がってきたと思いますし、今年は主将でゴールキーパーの熊倉匠や守備の選手がチームをよく支えてくれています。先制点を決めた木下は右利きだけど、左でも打てないとシュートは決まらないよ、と言って練習してきたので、やってきたことが身につき始めているのではないかと思います。埼玉県の代表になったので、全国で優勝して来年の出場枠2つを持ち帰りたいです。
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