「スポーツ速読」で “判断力”を 目覚めさせる!
2015年01月26日
コラム皆さんは「スポーツ速読」を知っていますか? 多くのトップアスリートが実践して結果へとつなげている、このトレーニングについて、第一人者として知られる呉真由美さんに話をうかがいました。「なぜ、速読がスポーツに効果があるのか」という純粋な疑問から、そしてサッカーにおける判断力との関係性など、興味深い話が盛りだくさんです。
(文●三谷悠・写真●編集部)
『ジュニアサッカーを応援しよう! vol.33』P46-49より一部転載
そもそも「スポーツ速読」とは
漢字で『速読』と書くこともあり、多くの方が文字を速く読むためのトレーニングだと誤解されているのですが、実際にはそうではありません。
本や文章を速く読めるようになった結果、取り組んでいることに変化が出てくることが重要なのです。勉強で言えば「テストの点数が上がる」、サッカーで言えば「状況に応じたプレーを正しく判断できるようになる」などの変化が、文章が速く読めるようになった成果として表れることを目的としています。
速読による変化を端的に表すと、脳の情報処理能力の向上です。一般に「頭の回転がよくなる」という表現がありますが、そうした脳の状態の変化を目に見える形で数値化できるのが、同じ時間内に読める文字数の増加。
 人間が1分間に読むことのできる平均的な文字数は400~600文字と言われていますが、この数字がスポーツ速読トレーニングを通じて向上していきます。
 
 つまり、スポーツ速読とは、頭そのものの回転を速くするためのトレーニングです。
スポーツ速読を通じて、一定の時間内に読める文字数が増えれば、それは脳の情報処理能力が上がったと言えます。
さらに、時間の感覚にも好影響を与えます。例えばトレーニング前と比較して2倍の量を読めるようになったとしましょう。
このとき、多くの方が、脳の情報処理能力が2倍になったと考えると思いますが、効果はそれだけではありません。時間に対する感覚も変化してくるのです。
当然、個人差はありますが、1・5倍~2倍長く感じられるようになります。仮にそれまでと比べて2倍の文字量を同じ時間内に読めるようになったとすれば、感覚的には3倍~4倍の効果があると言えるでしょう。文字量という目に見える数字以上の変化を体感できるはずです。
当然、サッカーのプレーにおいても変化が出てきます。周りの状況が見えず、敵にばかりパスをしてしまう選手がいたのですが、スポーツ速読トレーニングで状況を把握する力が上がり、味方へ正確にボールをつなげるようになりました。

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