「スポーツ速読」で “判断力”を 目覚めさせる!
2015年01月26日
コラムスポーツ速読と判断力の良好な関係
サッカーにおける判断力を伴ったプレーとは、広い視野を確保し、その状況に応じた選択をすばやく正確に行えることを指します。
相手や味方の状況、時間帯、点差などあらゆる状況を考慮しながら、パスやドリブル、シュートといった選択をすることが、サッカーにおいての「判断」です。
脳の情報処理能力が向上すれば、これらの選択をすばやく行えるようになります。つまり、脳の引き出しを開くスピードが速くなるのです。
例えば、スポーツ速読トレーニングによって、以前の2倍の量を読めるようになれば、引き出しを開くスピードも2倍になりますから、よりすばやい判断へとつながります。
しかし、脳の引き出しを開けるスピードばかりに気を取られてはいけません。先ほども言及したように、サッカーの判断力は「状況を把握する広い視野」や「正確なプレー」など、いくつもの要素から成り立っています。
いくら脳の情報処理能力が向上したとしても、引き出しそのものがひとつしかなければ、選択するプレーが限られ、状況に合わせた判断ができないということになってしまうのです。
そのため、普段のサッカーの練習において、基礎的なトレーニングをしっかりと積んでほしいと思います。持っている技術やプレーに数や幅があれば、必然的に脳の引き出しは増えていきます。
また、基礎体力の向上も重要です。これらがすべて相まって、状況に応じたプレーを正確に判断・行動できたときに、初めて判断力が向上したと言えるのです。
スポーツ速読トレーニングによって、頭の回転がよくなっただけではいけません。カラの引き出しを速く開けられるようになっても、その引き出しには然るべきプレーが入っていないのですから。
結局、普段の練習における中身づくりが大切です。子どもたちも結果が出ると、次に言われたことを積極的にやるようになってプレーの質も変わり、引き出しの数は自然と増えていきます。
すると、状況判断力も向上して、体が自然と動くようになるのです。
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