【バーモントカップ第25回全日本少年フットサル大会】神奈川県大会 決勝フォトレポート&結果「FCパーシモンU-12が、初の神奈川県代表の座に輝く!!」

2015年05月08日

バーモントカップ第25回全日本少年フットサル大会

FCパーシモンU-12が、初の神奈川県代表の座に輝く!!

 5月6日(水)、「バーモントカップ 第25回全日本少年フットサル大会神奈川県大会」の決勝が、ひらつかアリーナ(神奈川県平塚市)であり、FCパーシモン U-12が、CF横浜ウノを12-4で破り初優勝を決めた。

優勝パーシモン

(文・写真●山本浩之)

 決勝前のインターバルで、FCパーシモン U-12の選手たちには笑顔が溢れていた。全国の切符が懸かった大一番を目前にしているというのに、「手つなぎオニ」などの遊びの要素を取り入れたメニューで、選手だけではなく指導者も一緒になって笑顔を見せながら、実に楽しそうに盛り上がっていた。

「実は前回大会の準々決勝で、この子たちの先輩にあたる当時の6年生が、多摩区FC U-12と対戦して、試合は4-4の同点だったのですが、PK戦で敗退してしまいました。その悔しい思いを見ていますから、今大会の準決勝で多摩区FC U-12に5-0の完封勝利をしたことで、選手たちの表情が100%の自信に満ち溢れていました。そのいい状態を持続させて決勝のピッチに送り出してあげたかったんです。だから、必要以上に緊張することのないような楽しい雰囲気を作るように心がけていました」と青木裕監督。

 その甲斐あって、FCパーシモン U-12の試合の入り方は抜群だったようだ。開始1分に16番・藤田怜くんが相手の裏を取ると、ゴレイロの脇を抜く先制ゴールを決めた。2分にはCF横浜ウノに同点弾を許してしまうが、決して攻め急がず、冷静に仕かけるチャンスを見極めると、4分にフィールドにあがってきたゴレイロの1番・川上昴大くんのミドルシュート、8分には5番・加藤大地くんの浮き球のシュートがゴールネットを揺らし、3-1で前半を折り返した。

 後半になっても、FCパーシモン U-12の勢いは止まらず、5番・加藤大地くんの3連続ゴールを皮切りに、15番・深井堅仁くん、そしてまたも5番・加藤大地くんの、この試合5得点目となるシュートが決まった。後半4分までに8-1とリードを7点差まで広げることができたが、直後にCF横浜ウノの追撃に連続2失点してしまう。

「パーシモンはサッカーが主体のチームなので、フットサルの練習は月に2回だけしかできませんでした。その練習量が少ない部分で、守備における甘さがでてしまったようです」と青木裕監督は失点の多さを反省材料とした。

 しかし、FCパーシモン U-12は、このあとも攻撃力を発揮し、14番・野村昌生くんの2ゴールと15番・深井堅仁くんが得点を積み上げると、CF横浜ウノの反撃を1点だけに抑え、19分にはオウンゴールも誘発。終わってみれば、12-4という快勝で、初の全国大会への進出を決めた。

 試合を終えて「僕たちのチームは、笑顔で楽しくがんばれるところが特徴です。決勝は、みんながひとつにまとまって、勝つことができました。練習のときには、たくさん走ることもあって、辛いこともあるけれど、みんな一緒になって乗り越えてきたから、スタミナもついて、夏
の全国大会でもがんばることができると思います」と14番・野村昌生くんが話しをしてくれた。

 8月14日から開催される全国大会で、FCパーシモン U-12の選手たちは、一体どんな笑顔を見せてくれるのだろうか。再開が楽しみだ。

■優勝 FCパーシモン U-12・青木裕監督
子どもたちは、僕たち指導者の伝えたことを、短い練習期間のなかで吸収して、素晴らしいゲームをみせてくれたと思います。この子たちは、サッカーのときにも自信が持てなくて、緊迫した状況の試合になると勝ちきることができなかったのですが、全国大会の切符を手に入れたことで、自信をつけてくれたことでしょう。

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