「バルサを進化させた」ルイス・エンリケ。指導者講習時に叩き込まれていた戦術コンセプトの定義
2015年10月19日
コラム定義づけは自身のプレーモデルを定義づけ、それを発展させるために役立つ
戦略(estrategia)については「止まったボールに対するアクションの中で、相手からアドバンテージを取り、逆に相手の攻撃を無力化するためにチームが展開するアクションを集めたもの」と説明する。システムについては「攻守の動きが始まる前の、ピッチ上にいる選手たちのスタートポジション」と定義づけている。システムバリエーションについては、「選手がスタートポジションから前進したり、後退したりして、他のラインに加わることがなくなっている」という事実に基づくとしている。
これほどまでにベーシックな知識から、将来監督を目指す受講生たちはプレーにおける基礎的な知識を身に付ける。ベーシックな知識というのは原理原則の集合体であり、たとえばそれは全ての選手が攻撃・守備を行わなければならない、ピッチでは合理的にスペースが埋められなければいけない、もしくはスペースを生み出すためにはサイドチェンジやダイアゴナルな動きをしなければいけないといったものである。
さらに、受講生は原理原則の一つ一つに対抗し、それらのメリットを打ち消す方法についても学ぶ。それらはフェーズ(ボールを持っている時にはスタート、ゲームメイク、フィニッシュ、ボールを保持していない時にはプレッシング、後退、フィニッシュ)やプレーの局面(ポゼッション、守備のトランジション、ボールロスト、攻撃のトランジション)、コンビネーションプレー、システムといった原理原則である。システムについては、それぞれが持つ長所と短所を明確に理解させる。
最終的にそういった定義づけは、将来監督を目指す受講生全員がそれぞれ自身のプレーモデルを定義づけ、それを発展させるために役立つのだ。
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