【PR】 なぜ南米流トレーニング方法が求められるのか?
2016年01月26日
コラム常に相手のプレッシャーを意識させること
さらに、クルゼイロで実践されている“基礎練”はそれだけではありません。日本でもよく目にするボールタッチのトレーニングも行われていました。2人組で向かい合い、ボレーやトラップ、ヘディングなどの技術を磨く、あのメニューです。
クルゼイロでは、通常2人組で行うイメージの強いこのトレーニングを3人組で行います。3人の内訳はこうです。ボールを持った選手が1人。その向かいに2人が横並びになり待ち構えています。ただしボールにプレーするのは、2人並んでも1人だけ。もう1人は、横に立って邪魔をする役割です。肩や腕を、体を使ってプレーする選手を押し、突き飛ばします。常にプレッシャーを与えるのです。
ここまで、クルゼイロのシンプルなトレーニングを紹介してきましたが、勘違いしてほしくないのはシンプルな練習だけやっているというわけではないということです。ゴールを3つ置いたゲーム形式の練習もあれば、フリーマンが入ったりする練習もあります。
こういったトレーニング風景は、新しいものを求める人は『退屈でつまらないトレーニング』と、感じるかもしれません。ですが、彼らのトレーニングには一貫して共通していることがあります。それはすべてのトレーニングが試合につながっているということです。敵からのプレッシャーがあるなかで自分は何をすべきで何ができるのか、常にこの部分を意識させたトレーニングを行っているのです。
普段から相手がいるなかで技術を磨いている南米出身選手たち。彼らの強みはここにあります。逆に言えば、「フリーなら素晴らしいプレーを見せられる」と言われる日本人選手もそこを意識させることで将来、世界で活躍できる選手に育成することができるのはないでしょうか。そのためには、フットボールを理解し、試合で技術を発揮できる選手を育成することができる南米流、またはクルゼイロ流トレーニングが重要になってくるのではないでしょうか。
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