日本人屈指のストライカー・佐藤寿人選手が考える! 身体能力に左右されないオフ・ザ・ボールの身につけ方

2016年05月11日

コラム

 では、どう考えたらいいのか。ゴールを奪われることは、DFにとってはミスをおかした結果であるという考え方が必要です。

 つまりFWが守る側にミスを誘発させる。そのためにどうすればいいのかを常に考え続けることが必要です。だからこそ、敵の守り方やDFの考え方、またGKの動き方や考え方など相手の情報を取り入れること、試合中に探ることはストライカーの大切な仕事です。そうすることで、「こんな動きやプレーをされたら嫌だろうな」という予測が立てられるのです。

 育成年代の頃、GKコーチに「GKはここに蹴られたら嫌だよ」など相手から見た嫌らしいプレーのアドバイスを多くもらっていました。僕は指導者にストライカーとして育ててもらったと思っています。

 そもそも自分一人のプレーや考えだけではゴールを奪えません。FWをはじめ、中盤やDFを含めて複数の選手でゴールを作り出しているのです。ゴールに対するアイデアは数多くあるに越したことはないですし、そのために味方と自らのアイデアを出し合うことは大事なことです。

 僕は日頃からたくさんのゴールシーンを映像で見てイメージを増やすようにしています。また、それらを自らが具現化するためにはプルアウェイ、チェック、ダイアゴナルなどの動きを連続して実行しなければなりません。とにかくトライしてDFがどう対応したかを振り返り、データを増やしましょう。

<関連リンク>
決定力をアップするには「オフ・ザ・ボールの動きが7割」。佐藤寿人選手が語る得点を奪うためのメソッド


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【発行】株式会社カンゼン
【著者】佐藤 寿人

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プロフィール

著者:
佐藤寿人
1982年、埼玉県春日部市出身。6歳からサッカーを始め、中学からジェフユナイテッド市原の育成組織でプレーし、2000年にトップチーム昇格。その後、セレッソ大阪、ベガルタ仙台を経て2005年からサンフレッチェ広島でプレー。一瞬のスピードと頭脳的な裏への抜け出しで多くのゴールを量産。12年連続で二桁得点を記録している。


 

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