「ホンマに自分の力だけじゃない」。リオ五輪日本代表のエース候補・南野拓実選手が語る少年時代のエピソード
2016年07月08日
インタビュー日の丸を胸にともに戦う室屋選手とはジュニア時代からの盟友
――その頃、所属していたゼッセル熊取ではどんな日々を過ごしていましたか?
ホンマに自由にやらせてもらっていました。兄貴の代が強くて、フジパンカップとかに出ていたので『俺らがそれを超えるんや』って気持ちが強かった。でも全然結果が出なくていつも負けて泣いていました。小6のときには全日本少年サッカー大会の大阪府予選でアバンティ関西ってチームと当たって、自分がオウンゴールしたんです。もう1点取られて、その後自分が1点返したけど、1対2で負けました。それが一番悔しい思い出。相当悔し泣きしました。
――ゼッセルの同期には2011年U-17ワールドカップ(メキシコ)で一緒に戦うことになる室屋成(現明治大学)とホットラインを形成していたそうですが。
僕と成(室屋)はライバル意識が小学生の頃からありました。試合では成が取って僕が決めるみたいな感じでお互いにわかり合っていたのかも。練習が終わってからも二人でボールを蹴ったりしていました。僕がセレッソに入った後も成はゼッセルに残ってがんばっていたし、いずれまた一緒にやれたらいいなと思っていた。つねにいい刺激になっていましたね。
――クーバー・コーチング・スクールにも室屋君と一緒に通っていたようですね。
最初は兄貴について行ったんですけど、足元の技術がメッチャついたなと思います。基礎からフェイントまでキッチリ教えてもらって、それをミニゲームの中で実践する形で、ドリブルもうまくなった。ロナウドの真似をして、シザーズやダブルシザーズもやっていました。今もよくやりますけど、あのプレーはクーバーで身についたものです。
そうやってゼッセルとかクーバーとかいろんなところに通わせてもらったことに本当に感謝したいです。親はお金かかったと思うけど、そういう話は全然聞いたことがないです。僕が『やりたい』と言ったら『やりなさい』と。毎日のようにサッカーばっかりしていましたけど、そういうサポートをしてもらわないと成り立たなかった、ホンマに自分の力だけじゃないなとメッチャ思います。
<関連リンク>
・リオ五輪日本代表メンバー発表! 選手たちが歩んだ「プロまでの系譜」を見る
・『ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.33』
・僕らがサッカーボーイズだった頃
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- ポジションが変わらない息子
- 山口育成担当技術委員長に聞く! リーグ戦の推進は四種年代のサッカーをどう変えるか?
- 【高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会】決勝レポート「FC東京U-15深川が逆転で日本一、6年ぶり2度目の優勝」
- 【ジュニアユース 体験練習会】VERDY S.S. AJUNT(東京都)
- 柏レイソルが後半の逆転劇で2年ぶりに全国行きの切符を獲得!!/第41回全日本少年サッカー大会 千葉県大会
- 反復練習に時間を費やす必要はない。 戦術理解を養う「止める・蹴る」の指導法とは
- 夕食は18時が理想的。それができない場合は? 「睡眠の質」を高める栄養素
- サッカーを通じて“目標を達成する力”をつける思考術とは
- 子どもの”強い心”を育むために親が「できること」「してはいけないこと」