「ホンマに自分の力だけじゃない」。リオ五輪日本代表のエース候補・南野拓実選手が語る少年時代のエピソード
2016年07月08日
インタビューリオ五輪日本代表のエース候補として活躍が期待される南野拓実選手自らが語るジュニア時代のエピソード。南野選手がサッカーを通じて学んだもの、プロサッカー選手として欧州や日本代表にまで選出される選手になれた要因とは。
(文●元川悦子 写真●Getty Images)
名前の由来は『開拓して実る』
――南野選手は95年1月に大阪・泉大津で生まれですが、名前の由来は知っていますか?
ちっちゃい頃に親から聞いたのですが、『開拓して実る』って意味だそうです。名前負けしないようにとずっと思っていました。
――ご家族について教えてください。
お母さんには小学校までつねに車で送り迎えをもらっていましたし、食事面でもサポートしてくれました。お父さんは僕の最初のサッカーコーチみたいな存在。家の駐車場にマーカーを置いて三つ上のお兄ちゃんと一緒にジグザグドリブルをやっていたんですけど、そういうメニューもお父さんが考えてくれましたね。お兄ちゃんとは結構ケンカしました。お兄ちゃんが友達と遊んでいるところについて行こうとすると『来んなよ』と。最終的にはついて行っていましたけどね。(笑)
――お兄さんの賢太さんはセレッソ大阪ジュニアユースにいたそうですが、お兄さんの影響でサッカーを始めたんですよね?
そうです。幼稚園(熊取町のフレンド幼稚園)に入る前からずっと一緒にボールを蹴っていましたし、その後もずっと兄貴の背中を追いかけてきました。
――小さい頃はお兄さんと一緒にワールドサッカーのビデオをよく見たとか。
はい。世界のサッカーは暇さえあれば見ていました。最初に見たワールドカップは98年で、一番のアイドルはロナウド(元ブラジル代表)。準決勝のオランダ戦のゴールはいかにもストライカーって感じでした。アルゼンチン戦でワンダーボーイのオーウェン(元イングランド代表)が挙げたスーパーゴールも覚えていますね。2002年日韓大会は日本代表をちゃんと理解していたし、自分もそこでやりたいと思っていました。ベルギー戦の鈴木(隆行)選手と稲本(潤一)選手のゴールは家族で見ていたし、セレッソの森島(寛晃)さんが大阪・長居のチュニジア戦でゴールを決めたのもよく覚えています。
――セレッソの存在もそこで認識した?
そのときはまだ漠然とプロのチームという認識でしたけど、兄貴がジュニアユースに入ったことで、プロになるにはここが近道と思うようになった。小3くらいですね。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
サッカー日本代表メンバー発表!南野拓実が復帰!鎌田大地や堂安律らが選外に2023.10.05
-
「2023 JFAナショナルGKキャンプ」参加メンバー発表!2023.10.02
-
「AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選」フットサル日本代表メンバー発表!2023.09.27
-
フットサル日本代表候補、トレーニングキャンプメンバー発表!2023.09.26
フットボール最新ニュース
-
南野拓実、初ゴールの価値とは?「笑顔」にクロップも安堵。2023.06.28
-
復権へフィジカルモンスターの存在感。マクトミネイがチームの生命線である理由2023.06.28
-
アーセナルは危険水域、エバートンは安泰。露呈した両者の力量差2023.06.28
-
久保建英は蚊帳の外…初の出番なしはなぜ? ビジャレアルでの厳しい立場2023.06.28
-
三笘薫、山本悠樹…大卒選手が活躍する背景は? Jクラブと海外移籍を取り巻く実状2023.06.28
大会情報
お知らせ
人気記事ランキング
- 「JFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-14 前期(東日本)」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-14 前期(西日本)」参加メンバー発表!
- 親元を離れ山梨から京都へ。サッカーも勉強も両立した京都サンガ・川崎颯太の“プロになるための覚悟”/ユースプレイヤー成長記~番外編~
- 「JFAエリートプログラムU-13フューチャートレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「JFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉