久保建英選手は先人を超える逸材か。類まれな潜在能力、タフな戦い制し日本の未来を担う存在へ
2016年09月14日
サッカーエンタメ最前線久保が持つ類まれな才能
その後の柿谷のサッカー人生は山あり谷ありではあるが、2014年ブラジルW杯には出場。現在はJ2のセレッソ大阪でケガとの戦いを強いられているが、2018年ロシアW杯アジア最終予選登録メンバーには名を連ねており、まだまだ飛躍できる余地はある。
久保にも彼ら先人たちのような大きな可能性を秘めている。彼はボールを持ったら必ずゴールを見据えたプレーをする。シュートはもちろんゴールに直結するパスも出し、直接FKという武器もある。167cmという小柄な体で激しいプレッシャーを受ける中、それだけのプレーを体現するのは簡単なことではない。やはり潜在能力は高い。
もちろん、久保が今回のAFC・U-16選手権でゴールを量産できるかどうかは未知数だ。柿谷のように自ら点取屋としてチームを力強く引っ張っていくのか、あるいは山崎光太郎という先輩エースの一挙手一投足を学んで飛躍につなげた小野・高原のような道を辿るのか。
チームとしてはU-17W杯出場が最大の目標に他ならないが、選手自身にとってはそこが最終目的地ではない。何年か先にW杯で日本を勝利に導ける存在になることが重要なのだ。そのためにも、久保はさまざまな重圧を跳ね除けて今大会で結果を出し、勝利体験を得る必要がある。
言わずもがな、期待を寄せるべきなのは久保建英だけではない。宮代や中村らも小野、柿谷、宇佐美貴史(アウグスブルク)、南野拓実(ザルツブルク)といったU-17W杯経験者たちを超える可能性を示すことは十分にある。
若い選手たちに過度な期待は禁物ではあるが、彼らは日本サッカーの未来を担う逸材たち。成長し、ステップアップするためにも、インドではタフで逞しい戦いをしなくてはならない。
<関連リンク>
・フットボールチャンネル
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 東北トレセンU-13が開催!
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
- 起こってからでは遅い『スポーツ事故』の問題。指導者・保護者が心得ておくべきこと
- なぜ育成年代から「頭の中」を鍛える必要があるのか? その意義を考える【6・7月特集】
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】