リズム動作を取り入れることでサッカーがうまくなる!?新たなトレーニング法“アジリズム”を動画で学ぶ

2016年10月26日

コラム

頭とカラダがどれだけつながっているか

 僕は小学生の頃にサッカーに励んでいましたが、カラダ能力に長けていなければ、器用な選手でもありませんでした。しばらくするとサッカーをしている最中に腰に激痛が走り、続けることができなくなってしまったのです。

 時を同じくしてダンスが流行するようになり、僕はダンスにのめり込んでいきます。好きなダンサーの動画をむさぼるように見て学び、チャンスを掴んで、日韓ワールドカップでは日本対ベルギー戦のオープニングアクトを演じるダンサーにのぼりつめることもできました。安室奈美恵さんやTRFといった一線のアーティストの振り付けやバックダンサーとして活躍した時期もあります。

 そんなある日、友人にフットサルを誘われたので何気なく遊びのつもりでプレーをしてみました。サッカーから離れて10年ほど経った頃です。僕は腰に痛みが走るのではないかと不安になりましたが、まったく痛みを感じません。どうやらカラダ全体を使うダンスの動き方が腰にかかる負担を和らげていたようなのです。

 それからフットサルや社会人リーグに所属してサッカーに興じるようになったとき、昔から大好きだった元フランス代表のジダンの動画をひたすら見て、それをフットサルやサッカーで表現したいと思ったのです。

 すると周りの友人たちが「ダンスならではの入り方だよね」と言うのです。ダンスの世界では、振り付けの人がやった動きを見て、すぐにカラダを動かせないとプロでは通用しません。僕は15歳から10年ほどその感覚で生きてきたので「動きながら頭を回転させて判断すること」については何も違和感なくスムーズにできるようになっていました。

 だから、サッカーの動き方やプレーの質さえ学んでしまえば、周りから「すごいね!」と言われるようなプレーを実行するのも自然だったのです。元JリーガーやJリーグの育成組織でプレーしていたサッカー仲間には「よくその状態で倒れないよね?」とバランス感覚の良さを感心されますが、僕自身は無意識だったりもします。

僕が出会ったなかでもっとも基礎的なカラダ能力が高いと思えるラグビーのアスリートの方と意気投合する考え方があります。

■サッカー上達のために高めるべきカラダの基礎能力の3つのポイント

技術がある
頭の回転が速い
カラダの扱い方がリズミカルで巧み

サッカーが上達するには、上記の3つのカラダの基礎能力が必要不可欠だが、日本サッカーの現状は「技術がある」ことに満足していないだろうか。「技術」という要素だけでは将来、壁にぶつかるかもしれない。

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