リズム動作を取り入れることでサッカーがうまくなる!?新たなトレーニング法“アジリズム”を動画で学ぶ

2016年10月26日

コラム

頭に負荷をかけて集中することが重要

 次の段階として大事なのが、頭とカラダをつなぐために頭の使い方や明敏さを養うトレーニングです。サッカーはカラダを自由に動かせるのと同時に、プレーの判断スピードを上げるべく、頭の回転スピードを上げなければなりません。頭の回転スピードを上げて、それをカラダに伝えるための回路、頭とカラダをつなげるためのトレーニングをしていきます。これが「リズムブレイン」というトレーニングです。

 僕が以前プロのダンサーをやっていたときは、即興で覚える”振り覚え”をこなす毎日を過ごしていました。アーティストのバックダンサーとして踊る曲目を、ひと月に十何曲も覚えていかなければならないのです。一週間で一気に覚えるスピードが求められるのですが、頭をフル回転させながらカラダを動かす作業を短時間に集中して行うので、帰りの電車ではもうぐったりです。

 ただ、これはサッカーにも間違いなく必要な作業だと感じたのです。まず頭のイメージがあり、瞬時にカラダをどれだけ動かせるか。常に頭をフル回転させて、ボールが来たときの状況に対応できる準備をする。または、とっさの判断でプレーを変えてもカラダを器用に動かせる状態を作っておく。

 頭のイメージをカラダにつなげることはダンスをやってきた僕からすれば当たり前ですが、ここでダラダラと時間をかけて、負荷の小さい状況を繰り返しても、頭とカラダをつなぐ回路を構築するにはあまり効果があるとは言えません。たとえば10分で集中して覚える、といったように負荷をかけてやるからこそ意味があるのです。サッカーでもプレッシャーのある状況のなかで、頭をフル回転させて瞬発的な頭のイメージを動きに具現化できるかどうかが大事なのですから。

 現在は判断力やスピードが求められるトレーニングメニューをこなす光景がたくさんあるのですが、頭とカラダをつなぐ回路を幼少期に作り上げず、疎かにしてきてしまった子どもが柔軟な判断力を求められるプレーを実行するのは、至難の業だということです。なかなかできない子どもに何回も繰り返して身につけさせようとしても、引き出しがない子どもが習得するのは難しいでしょう。

 できないならば、できない根源を見つけて克服させる作業が必要なのです。遠回りに思えるかもしれませんが、まずはカラダの基礎能力を身につけさせるべく、そのためのトーニングをするほうが上達の近道になるのです。

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