熟考したいジュニア年代のピッチサイズ。子どもたちにとって適切な大きさは?

2016年11月09日

コラム

育成年代では何を養いたいのか

――ブラジルのようなフットボール王国でも、ボールの大きさだったり細かいディティールにこだわりがあるのですね。そういったことにはどういった意図があるのですか?

 ブラジル人にとってフットボールは多彩な駆け引きをしながら勝負を競い合うゲーム。

『この年齢の子たちにとってどのくらいの大きさのボールを使って、どのくらいのサイズのピッチでプレーさせれば、フットボールの駆け引きをたくさん出来るようになるかな?』といった考えが文化として存在しているのでしょう。

 ボールに関して言えば『足の裏でボールを扱えば多種多様なテクニックを思い通りに駆使できるのだけど、大人の同じサイズのボールで足裏でボールを踏むには相当足を上げないと無理だよね』というように、どのくらいがこの子たちにちょうど良いかな?という当たり前の発想をしたのでしょうね。

 ピッチサイズにしても、パスやドリブルで翻弄して相手を崩せばシュートを撃てるから横幅はこのくらいがちょうど良いよね、と当たり前に考えたのだと思いますね。

 ブラジルのフットサルコートの縦が短いのは、シュートが多く撃てたほうがプレーしていても楽しいし、観ている方も盛り上がるよね!といった考えがあるのかもしれません。

 スペインの育成年代では大人と同じ40m×20mのピッチサイズで試合を行うのがスタンダードなようです。おそらく目で観て、頭で考えたプレーを子どものときから習慣にさせたい、ピッチ内の状況を認知する力、その状況下でどんなプレーをすればよいかを瞬時に決めることが出来る力を育成年代で養いたいという想いが強いのだと思います。

 その国の大人たち、協会、連盟の方々のフットサルへの強い想い、愛情が育成年代のピッチサイズには表れていると感じています。


プロフィール

豊田 幸夫(とよた ゆきお)
1972年11月21日生まれ。岩手県遠野市出身。ブラジル・サンパウロ州フットサル連盟公認指導員。日本サッカー協会フットサルB級コーチ。2003年に育成年代のフットサル専門チームFOOTBOZE FUTSALを創設。日本フットサル界のさらなる発展を目指し「真のフットサル人材養成」と「育成年代の環境作り」をミッションに掲げている。

FOOTBOZE FUTSAL(フットボウズ フットサル)
2003年創設。東京都三鷹市を中心に活動している。2016年に行われた『第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会』では準優勝に輝く。主な輩出選手にフットサル日本代表の清水和也選手(フウガドールすみだ)、U-19日本代表候補の二宮秀文選手(バルドラール浦安セグンド)がいる。


 

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